「本当に細かいところだけど...」日本とスペインの差は? 城彰二が指摘「彼らはよく知っている」【パリ五輪】

2024年08月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

ボールコントロールとパスの質に差

日本を3-0で下し、準決勝に進出したスペイン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

 元日本代表FWの城彰二氏が8月3日、自身のYouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。大岩剛監督が率いるU-23日本代表について語った。

 大岩ジャパンは現地時間2日、パリ五輪の準々決勝でスペインと対戦。0-3で敗れ、ベスト8で敗退した。

 城氏は日本とスペインの差を「本当に細かいところだけど」として、こう語る。

「ボールのコントロールの質で、日本の選手は、ボールが来たら向いた方向にコントロールをするのが、ある程度セオリーになって。で、転がってきている時にコントロールしてから、相手が来たら、かわしにかかる。フェイントしてかわすとか、そういう状況になる。

 スペインの選手は、ボールが転がってきている間に身体の向きをパッと変えてみたりとか、状況判断をしながら、いろんな種類のコントロールを持っている。360度、どこでも止められる。転がってきて、パッと身体の向きをちょっと変えるだけでパスコースが増えると、彼らはよく知っている。だから、コントロールで慌てることもないし、ミスも少ないし、その次の判断が早くなるので、ああいうパスワークができる」
【動画】城彰二が大岩ジャパンのスペイン戦を語る!
 パスの質も違うという。

「右側からディフェンスが来ているのに、日本の場合はパスを真ん中に通してしまったり、右にパスを出してしまって、向こうのプレッシャーをあえて受けるような形でパスを出してしまっているシーンが多い。

 でもスペインの場合は、右から相手が来ている、それを状況判断として、必ず右に出さないで、味方の左側に出してあげる。そうすると、ボールと身体と相手という形で、プレッシャーがあってもコントロールをしやすいとかミスが起きにくい」

 そして、日本については「スピードの質は良いけども、出す場所。この1メートル、30センチ、ズレている部分があるし、そこに対してのイメージがあんまりないまま出してしまっているから、次のプレーに繋がらない」と指摘した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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