熱戦が繰り広げられているパリ五輪のサッカー競技で、日本は男女ともに８強入りを果たした。

　大岩剛監督は率いるU-23日本代表は、出場国の中で唯一オーバーエイジを使わなかったものの、グループステージを３連勝で首位通過。準々決勝では、強豪スペインと相まみえる。

　一方、池田太監督が指揮するなでしこジャパンは、難敵揃いのグループを２勝１敗で２位に抜け。ベスト８では、こちらも優勝候補のアメリカと激突する。

　この躍進ぶりに注目したのが、男女ともに出場できなかった韓国のメディア『Ohmy　News』だ。「日本サッカーは五輪メダルを狙っているが、韓国は何をしているのか？」と見出しを打ち、「韓国の球技はオリンピックの暗黒時代。ライバルの日本はまさに『黄金時代』だ」と伝えている。

「現在、フランス・パリでは全世界の人々が集まるスポーツの祭典『2024年パリ五輪』が盛り上がっているが、韓国ではこれまでの大会に比べて盛り上がりや関心がやや低いという声が上がっている。サッカー、バスケットボール、バレーボールなど主要球技で韓国代表の姿が見られないのも理由の一つだ」
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　記事は「韓国の球技は、世代交代が進まず、国際競争力が強化されていないとの批判も出ている」と指摘。男子サッカーについては、「ソン・フンミン、イ・ガンイン、キム・ミンジェがいる『黄金世代』との評価があるものの、サッカー協会の無能な運営で実力を十分に発揮できず、時間を無駄にしているという批判が絶えない」と糾弾している。

　そして、「韓国の球技がオリンピックで深刻な暗黒時代を迎えているなか、かつてアジア最大のライバルと目されていた日本が勝ち続けているのは痛ましい」と嘆いている。

「日本男子はオリンピックのグループステージでパラグアイ、マリ、イスラエルを破り、３試合すべてに勝利して準々決勝に進出した。アジア勢でグループステージを突破したのは日本だけだ」

　記事は「さらに驚くべきは、日本が23歳以上の選手を最大３人まで代表チームに入れられるオーバーエイジを使わずに、このような圧倒的な成績を収めたことだ。今大会でオーバーエイジをひとりも使わなかったのは日本だけである。選手層が厚い日本が黄金世代にどれほど自信をもっているかを示している」と続けている。

　ライバルとの差を悲嘆しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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