信頼のおける指揮官がいることは大きい。もちろん、出場機会が確約されているわけではない。それでも、高く評価してくれているのは後押しだ。

　今夏クリスタル・パレスに移籍した鎌田大地は、７月27日に行われたプレシーズンマッチで先発出場し、先制点をアシストすると、さらに加入後初ゴールをマークした。

　フランクフルト時代の恩師オリバー・グラスナーの下で、鎌田は新チームにうまく溶け込みつつあるようだ。クラブ公式サイトによると、指揮官は鎌田を称賛している。

　グラスナーは同じく新加入のシャディ・リアドについて、「とても良いキャラクターで、かなりうまく溶け込んでもいる」とコメント。そして「同じことはダイチ・カマダにも言える」と続けた。

「彼がいかにファンタスティックな選手か、今日で分かったと思う」
【動画】冷静すぎる！巧みな裏抜けから決めた鎌田のパレス初ゴール

　さらに、グラスナーは「私が彼をよく知っているかどうかは重要じゃない。彼がピッチで見せることが重要なんだ」としつつ、「今日はそれを見ることができた」と述べている。

「守備でチームのために働き、攻撃ではクイックなプレーやゴールを決めたり、状況をつくり出すことによって、いつも重要な流れをつくる。そこが彼はとてもインテリジェントなんだ」

「彼はとても賢い選手だから、１タッチできつい状況を解決できる。そして彼はいつも我々がいてほしいところにいるんだ」

　指揮官は「彼も常にほかの選手たちとの競争だ。最後はベストの選手が出場する」と、ポジション争いの厳しさを強調した。だが、鎌田の使い方をよく知るだけに、期待は高まるばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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