「勇敢な飛び出し」鈴木彩艶がパルマで早速デビュー! 地元メディアの採点は上々「見事に弾いた」

2024年07月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「監督を納得させるための時間が1か月弱ある」

ベルギーからイタリアへ新天地を求めた鈴木。(C)SOCCER DIGEST

 シント=トロイデンからパルマに移籍した日本代表GKの鈴木彩艶が、7月20日に行われたアントワープとの親善試合で新天地でのデビューを飾っている。

 かつてアビスパ福岡でも指揮をとったファビオ・ペッキア監督は、まず昨季の正守護神だったレアンドロ・チチソラをスタメンで起用。鈴木はベンチスタートで初戦を迎えた。

 専門サイト『Parma Live』は試合前、「クラブがボーナス込みで約1000万ユーロ(約17億円)を投じた選手を獲得したのが、スタメンにするためだったと考えるのは当然だ」と報じていた。

「だが同時に、近年のチチソラが信頼できる守護神だと示してきたことも事実だ。そしてペッキアは常に彼をあてにしてきた。パルマが優勝した昨季リーグ戦では、セリエB最多のクリーンシートを記録している」

「ペッキアは何度も、他のポジションと違い、GKは序列を明確にすることが理想と繰り返してきた。今シーズンのセリエAでゴールマウスに誰を選ぶのかはまだ疑問だ。親善試合である程度の考えが分かるかもしれない。スズキとチチソラには、監督を納得させるための時間が1か月弱ある」
【画像】背番号は? パルマでデビューを飾った鈴木彩艶
 鈴木のパルマ加入が正式に発表されてから、まだ1週間も経っていない。それだけに、ペッキアがまず昨季のレギュラーをピッチに送り出したのも不思議ではないだろう。

 試合は前半24分にパルマが先制を許すも、ハーフタイムまでに逆転。そして後半途中の61分、背番号31の黄色いユニホームを纏った鈴木がチチソラとの交代で途中出場した。

 Parma Liveによると、パルマがペースダウンしていた中で迎えた終盤、鈴木はアントワープの2本のシュートをセーブ。後半にスコアが動かなかった試合で勝利に貢献した。同メディアは採点記事で鈴木に6.5点をつけている。

「反応力を示す勇敢な飛び出しが何度かあったが、30分間ほぼ観客だった。終盤に2本のシュートが来たが、ひとつは止め、ひとつは見事に弾いた」

 一方、チチソラも採点は同じく6.5点で、失点場面については「どうしようもなかった」との評価。「いくつかのセーブでパルマを踏みとどまらせた」「足元のボールはすべていつものように冷静にさばいた」と伝えられている。

 パルマは8月11日のコッパ・イタリア初戦でパレルモと、同17日のセリエA開幕戦でフィオレンティーナと対戦する。鈴木がゴールマウスに立つのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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