レジェンドの後釜はレジェンドだ。

　ブレンダン・ロジャーズ監督が率い、古橋亨梧、旗手怜央、前田大然、岩田智輝、小林友希の日本人５選手が在籍するセルティックが７月18日、デンマーク代表GKキャスパー・シュマイケルが１年契約で加入すると発表した。

　スコットランドリーグ３連覇中の王者では近年、元イングランド代表GKジョー・ハートがゴールを守っていたが、昨季をもって引退。その代わりに、37歳でなお現役バリバリで、今夏のEUROにも全試合に先発したシュマイケルが、守護神を担う形になりそうだ。

　同じくデンマーク代表のレジェンド、ピーター・シュマイケルを父に持つニューカマーは加入にあたり、意気込みをこう示している。

「セルティックに加われて本当に嬉しいよ。早く活動をスタートさせたい。セルティックは世界有数のフットボールクラブで、ビッグネームであり、真の情熱と成功を誇る場所だ。セルティックこそフットボールの全てだ」
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　シュマイケルはレスター時代に、ジェイミー・ヴァーディー、岡崎慎司らと共に奇跡のプレミアリーグ制覇を達成。また、ロジャーズ監督とも共闘しており、久々の再会となる。

「ブレンダンもよく知っている。彼は一流の監督だ。また一緒に仕事ができるのが待ちきれないよ。チームのみんなと会うのもとても楽しみだ。そしてもちろん、セルティックに多くのものをもたらしてくれるファンに会えることもね。トップをキープし、素晴らしいサポーターたちにもっともっと成功をもたらすために、全力を尽くすよ」

　さらに、ロジャーズ監督も「キャスパーがセルティックに来てくれて本当に嬉しい。彼は本当に質の高いキーパーで、我々にとって素晴らしい存在になる能力と個性を持った選手だ」と太鼓判。愛弟子に熱い期待を寄せた。

「私が信頼している男であり、勝つ方法を知っている男だ。フットボールのために生きている彼は、自分が持っているものと同じ情熱を感じられるクラブに来ることになる。セルティックに馴染めるだろう。我々全員がさらなる成功を目ざすなかで、共に働けることを楽しみにしているよ」

　チャンピオンズリーグでの躍進も目ざすセルティックに、頼もしい男が加わった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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