スペインは現地時間７月14日、EURO2024の決勝で、イングランドとベルリンで対戦。２－１で激闘をモノにし、2012年大会以来、最多４度目の優勝を果たした。

　先制点を叩き込み、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出されたのは、若き才能ニコ・ウィリアムスだ。

　後半開始直後の47分、２日前に22歳になったFWは、自身と誕生日が１日違いで17歳のラミネ・ヤマルから、ペナルティエリア左でラストパスを受けると、利き足とは逆の左足で冷静にフィニッシュ。世界中のフットボールファンが熱視線を送るビッグマッチで、鮮やかにネットを揺らしてみせた。

　大会公式サイトによれば、殊勲のN・ウィリアムスは試合後、「多幸感に包まれている。とても幸せだ」と喜びを伝えた。
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「家族、ファン...これは全員で掴み取ったものだ。欧州チャンピオンになった今、次はワールドカップだね。僕らは多くの苦しみを味わった。イングランドには違いを生み出せる選手がいるからね。だけど、僕らはそれに対抗できた。誰も僕らを倒せない。『我々は素晴らしいチームだ』と言ったはずだ」

　また、大会MVPに輝いたロドリも「次に何があるか想像してみて。歴史を作ったが、ここで終わりじゃない。我々には才能があり、これからも続いていく」とさらなるタイトル獲得に意欲を燃やした。

　意気軒高な役者が揃うラ・ロハは、10年ワールドカップと前後のEUROを含め、メジャー大会３連覇を果たした際のように、"無敵艦隊"として長い航海を続けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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