現地時間７月10日に開催されたEURO2024の準決勝で、２大会連続の決勝進出を狙うイングランドと36年ぶりのファイナル行きへ意気込むオランダがドルトムントで対戦した。

　オランダは開始７分、敵陣でライスからボールを奪った21歳のMFシャビ・シモンズがペナルティエリアの外から強烈なミドルシュートを叩き込み、いきなり先制に成功する。

　しかし14分、イングランドはボックス内でシュートを放ったケインがドゥムフリースのファウルを受けてPKを獲得。これをケイン自らが落ち着いて決めて18分に同点に追いつく。

　さらに23分、メイヌーのパスを受けたフォデンがゴール至近距離からシュートを放つも、ゴールライン上でドゥムフリースにクリアされる。

　32分にもフォデンがミドルシュートを狙うも、左ポストに直撃。その後もイングランドペースで進み、１－１でハーフタイムに突入する。
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　後半に入り、両軍ともなかなか決定機を作り出せないなか、65分にオランダにチャンス。セットプレーからファン・ダイクが左足で合わせるも、GKピックフォードにセーブされる。

　81分にケインとフォデンを下げて、ワトキンスとパーマーを入れたイングランドは88分、パーマーがシュートを放つが、枠を捉えられない。

　それでも90分、パーマーからボックス内でパスを受けたワトキンスが振り向き様に右足を一閃。見事なシュートを突き刺し、勝ち越しゴールを奪う。

　サウスゲイト監督の采配はずばりと当たったイングランドが２大会連続の決勝進出。現地14日に開催されるファイナルで、初優勝を懸けて、過去３度の優勝を誇るスペインと相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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