16歳の神童が期待に応えた。

　スペインは現地７月10日、EURO2024の準決勝でフランスと対戦。２－１で勝ち切った。

　開始９分に先手を取られる嫌な流れを断ち切ったのは、ラミネ・ヤマルだ。21分、ゴールまで25メートルの距離から自慢の左足を一閃。強烈な一撃をゴール左隅にぶち込んだ。

　これで勢いを得たスペインは25分にダニ・オルモが逆転弾。最後まで１点差を守り抜き、ファイナル進出を果たした。
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　16歳と361日。大会最年少得点記録を塗り替えたヤマルのコメントを、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が伝える。

「決勝に進めて、とても嬉しいよ。最も重要なことはタイトルを獲得することだ」

　オランダ対イングランドの勝者と相まみえる決勝は14日に行なわれる。前日に17回目の誕生日を迎えるヤマルは、「誕生日を迎えて、決勝を戦うのが目標だった」と明かし、「あまり考えこまず、自分自身で楽しんで、チームを助けて、うまくいけばいいと思っている」と意気込む。

　伝説となる舞台は整った。３大会ぶり４度目の優勝に向け、ヤマルは気合十分だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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