3のつく数と3の倍数はヘッド! 暑さに負けず初日からハッスル全開! 際立ったのは“28歳”清水梨紗の…【なでしこジャパン】

2024年07月08日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「きつい練習の時こそ」「1人じゃないんだぞって」

率先して場を盛り上げた清水。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 日本女子代表が7月8日、パリ五輪、その直前の13日に金沢で行なわれるガーナとの親善試合に向けて、国内合宿を始動した。

 この日はまだ暑さの残る16時にトレーニングをスタート。違うポジションの選手と組んでの1対1は、傍から見ていても非常に強度が高いものに。一旦休みで球出しに周った選手が、絶え間なく鼓舞した。そのなかでも、清水梨紗が率先して「ラストー!」「ナイスみんな!」と声を掛け、場を盛り上げる様子が印象的だった。
 
 さらに、7人ずつに分かれての"チームリフティング"も大白熱。「3のつく数と3の倍数は頭」、あるいはその逆といった条件が設定されるなか、ダイビングヘッドで食らいつくなどし、チームワークと雰囲気の良さを感じさせた。

 最後にミニゲームをして、およそ90分の練習は終了。それからしばらくして取材エリアに姿を見せ、「熱いです」と笑みを浮かべた清水に「声掛け」に関して尋ねると、大事にしている部分をこう教えてくれた。
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「やっぱりきつい練習の時こそみんなでやりたいですし、そういったところは意識しているというよりは、『自分1人じゃないんだぞ』って思いたいというか。それは自分自身の励ましにもなりますし、 『チーム全員で』というところが声に繋がっていると思います」

 清水は先月、28歳の誕生日を迎えた。若い選手が増え、気付けば年長者の部類に入りつつあるなか、「立ち位置などの変化」は感じるのだろうか。

「あんまり気にしてはないですけど、やっぱりもう28歳になったので、自分自身のプレーだけではなくて、他の選手に普通に言うところは言います。それが『自分もちゃんとやらないといけない意識』には繋がってくるので、割と思ったことは伝えるようにはしています」

 なでしこジャパンはガーナ戦を経て、いよいよパリ五輪へ。7月25日にスペイン戦、28日にブラジル戦、31日にナイジェリア戦と、いずれも中2日の過密日程のなか、まずは決勝トーナメント進出を懸けてグループステージを戦う。チーム一丸で悲願の金メダルを掴めるか。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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