「ボール5個分ぐらい揺れた」ガンバGK一森純が思う、最も強烈なシュートの持ち主は?「数分間で人生が変わった」試合、濱家イジリも

2024年07月09日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「松本はすごく印象的。これがプロのアウェーかと」

好調のガンバ大阪を守護神として最後尾から支える一森。人気お笑い芸人に似てる?写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 JFLからJ3、J2、J1とステップアップし、現在はガンバ大阪のゴールを守る、一森純に迫る特別インタビュー。全3回の中編では、印象に残っているシーンを振り返ってくれた。

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 現在33歳の一森は、セレッソ大阪ユース、関西学院大学を経て、当時JFLのレノファ山口に加入すると、1年目から正GKとして活躍。以降、ファジアーノ岡山、G大阪、期限付き移籍で横浜F・マリノスと活躍の場を変えながら、各カテゴリーで戦ってきた。

 試合数は200を超えるなか、最も印象に残っているのは、山口での2年目に当たる2015年の「J2昇格を決めた試合」だという。
 
「前半戦はぶっちぎり首位で、2位との勝点差がとてつもないぐらい開いていたんです。だけど、FC町田ゼルビアに追いつかれて最終節まで行った時に、ガイナーレ鳥取に1点リードされていて、このまま行けば昇格できない状況だったところ、ラストプレーでゴールを決めたんですよ。それで昇格が決まった時はすごかったですね。とてつもないことやってのけたんやなというのがすごく印象的です。あの数分間で人生も変わりました」

 最も印象的なアウェースタジアムは、松本山雅FCのアルウィンと回答。Jリーグ屈指の熱量を誇る松本の大応援は、相手選手からしてみれば、重圧でしかないようだ。

「すごいアウェー感を感じたのは初めてだったので。松本のスタジアムはすごく印象的かな。J2に上がって、これがプロのアウェーかと感じたのが松本でした」

【記事】一森純|ガンバ躍進、日産凱旋で涙のワケ。JFLから全カテゴリーを経験、J1との明確な差は?

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