「ひどかった。プランがない」伝説OBシアラーが不調のイングランド代表を酷評!ルーニ―はケインの発言を問題視「選手たちが責任を負わなければ」

2024年06月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

セスクはスペイン代表と比較

絶対エースのケイン(右)を途中交代させるサウスゲイト監督(右)の策も実らなかった。(C)Getty Images

 期待が大きいだけに、重圧も計り知れない。

 EURO2024の優勝候補の一角とされるイングランド代表は、6月20日に行われたグループC第2節で、デンマーク代表と1-1で引き分けた。ハリー・ケインのゴールで先制したものの、16分後に追いつかれると、そのままドローでタイムアップを迎えている。

 初戦でセルビアに1-0で勝利したイングランドは、4ポイントでグループ首位。だが、大会前から躍進が期待されていただけに、内容や結果が芳しくないと議論の的になっている。

 英公共放送『BBC』で、代表OBのウェイン・ルーニーは「活気ないパフォーマンスだったと思う。チームにエネルギーやバランスがなかった」と批判した。

「ケインが試合後にどうすべきか分からなかったと言うなら(問題だ)。選手たちが責任を負わなければいけない」
【動画】ケインの先制弾&デンマークMFの圧巻ゴラッソ
 また、長年プレミアリーグで活躍した元スペイン代表のセスク・ファブレガスは、「各試合でイングランドがやりたいことがまだ分からない」と指摘している。

「スペインには明確なプランがあり、アグレッシブだ。うまくいくことも、いかないこともあるが、少なくとも何をしたいのかが分かる。イングランドはあまりに変わりすぎる。もっと前に出るときに自信を見たい」

 一方、元イングランド代表のアラン・シアラーは、「我々にはワールドクラスの選手がいる」と、ガレス・サウスゲイト監督の責任にも言及した。

「そのベストを引き出すのは監督の仕事だ。初戦の35分間はそれを見られた。後半はノーチャンスだった。そして昨日の試合はひどかった。プランがないと思う。エネルギーがまったくない」

 サッカーの母国ながら、イングランドが主要大会でトロフィーを掲げたのは、母国開催だった1966年のワールドカップのみ。大会のたびに戴冠が期待されながら、王座にたどり着けていない。

 EURO2024で58年ぶりの栄光をつかめるのか。イングランドは25日、グループステージ最終節でスロベニアと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【記事】「使わない理由なんだよ」「理解できない」プレミア22発の英代表MF、まさかの2戦連続出番なしにファン怒り!"パーマー"がトレンド入り「まじで可哀想」

【記事】「僕が監督だったら絶対にほしい」長谷部誠が絶賛したベテラン戦士は?「身体も張れますし...」

【PHOTO】EURO2024を華やかに彩る各国の美女サポーターを特集!

次ページ【動画】ケインの先制弾&デンマークMFのゴラッソ ※投稿の白地部分をクリック

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事