「もう終わった、勝ったと」まさに悪夢…クロアチア戦士は意気消沈。悲しい33歳誕生日弾「こんな残念な形で祝うなんて」【EURO】

2024年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

「終わったわけじゃない。全てはまだ僕らの手の中だ」

厳しい表情を浮かべるスチッチ(25番)、クラマリッチ(9番)らクロアチアの選手たち。(C)Getty Images

 現地時間6月19日に開催されたEURO2024のグループステージ第2節(B組)で、初戦でスペインに0-3で大敗したクロアチアは、アルバニアと対戦。決勝トーナメント進出へ確実に勝点3を掴みたいところだったが、2-2のドローに終わった。

 勝利まであと1分だった。クロアチアは開始11分で先制を許した後、74分と76分の連続得点で逆転に成功するも、6分のアディショナルタイムが提示されるなか、90+5分にあまりに痛恨の被弾。タイムアップの笛が鳴った瞬間、選手たちはピッチに崩れ落ちた。

 UEFAの公式サイトによれば、後半から出場したルカ・スチッチは、「2-1でリードしていたから、もう終わった、勝ったとみんな思っていた。あの2点目は本当に残念だ」とがっくり。それでもすぐさま気持ちを切り替え、「まだ終わったわけじゃない。1試合残っている。全てはまだ僕らの手の中にある」と最終節のイタリア戦を見据えた。
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 プレーヤー・オブ・ザ・マッチには、この日が誕生日で、反撃の口火を切る一発を叩き込んだアンドレイ・クラマリッチが選出された。

 ただ、33歳の初ゴールは勝利に結びつかず。9番を背負うベテランストライカーは、「誕生日をこんな残念な形で祝うなんて想像していなかった。3ポイントを取っていたら、この数倍嬉しかっただろう。最後の数秒までそんな感じだった。それがフットボールだ。最後の1秒で得点することもあれば、失点することもある」と浮かない表情だ。

 窮地のクロアチア。中4日で前回王者のイタリアを下し、崖っぷちから這い上がれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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