広島念願の専スタで日本代表戦。凱旋の森保監督は試合前に涙、その理由は?「日本人である誇りと喜びと幸せ…二重の喜びで」

2024年06月11日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「広島在籍時の大きな夢の1つでした」

国歌斉唱時、涙ぐむ森保監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は6月11日、北中米ワールドカップ・アジア2次予選でシリア代表とホームで対戦。上田綺世、堂安律、相馬勇紀、南野拓実の得点と、久保建英が誘発したオウンゴールで、5-0の大勝を収め、同予選を無傷の6連勝で締め括った。

 決戦の地は今年2月についに開業したエディオンピースウイング広島。国歌斉唱時、かつてサンフレッチェ広島で選手、指揮官として一時代を築いた森保一監督の目には、光るものがあった。

 試合後の会見で涙の理由を問われると、森保監督は胸の内をこう明かした。
【PHOTO】20年ぶり広島市で代表戦!エディオンピースウイング広島に集結した日本代表サポーター!(場外編)
「広島だからではなくて...国歌を歌って試合に挑めることに幸せを、いつも国歌を歌っている時に感じています。日本人である誇りと喜びが溢れ出てきて、幸せな気持ちになれるというのも毎回の試合であります。

 ただ、ここ広島で現役時代を長く過ごして、指導者としても色んな経験をさせていただいたなかで、サッカー専用スタジアムができることは、広島在籍時の大きな夢の1つでした。ピッチとスタンドが一体になって盛り上がれる素晴らしいスタジアムを作っていただけた、そこでプレーできる喜びが出てきて、感極まったところはあると思います」

 これまでにも度々、キックオフ前から涙を見せてきた情熱的な55歳、森保監督。「やっぱり国歌を歌っている時は、本当に日本人である誇りと喜びと幸せが溢れ出てきますし、それが今日広島で代表戦をできたという、二重の喜びで涙が出てきました」と、日の丸を背負う誇り、"第二の故郷"への想いを強調した。 

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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