大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地時間４月29日、U-23アジアカップ兼パリ五輪アジア最終予選の準決勝で、イラクと対戦している。勝てば、ウズベキスタンと戦う決勝を前に、８大会連続での五輪出場が決まる大一番だ。

　準々決勝で延長戦の末に開催地のカタールを下した日本は、開始10分でさっそくビッグチャンスを創出。荒木遼太郎の絶妙なパスをゴール前で受けた細谷真大が、ペナルティエリア内で左足を振り抜くが、GKフセイン・ハサンの好守に遭う。

　その１分後には逆に、アリ・ジャシムにゴール前からシュートを浴びるも、守護神の小久保玲央ブライアンがきっちりと防ぐ。

　27分には鋭いドリブルで左サイドで突破を試みた平河悠がFKを獲得。しかし、得点には繋がらない。
【動画】細谷が鮮烈フィニッシュで２戦連発弾＆荒木が華麗な連係から追加点

　それでも直後の28分、藤田譲瑠チマの縦パスをペナルティエリア内で巧みに収めた細谷が、反転から右足で冷静にフィニッシュ。エースの鮮やかな２戦連発弾で先制点を奪う。

　勢いに乗る日本はさらに42分、藤田のラストパスで荒木がネットを揺らし、追加点を挙げる。頼れるキャプテンは２アシストとなった。

　前半は２－０で終了。大岩ジャパンが有利な展開でハーフタイムに入った。このままリードを守り切り、夢舞台の切符を掴めるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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