【J1】”ジョーカー”のカイオが試合を支配! 2ゴール・1アシストの活躍で広島を撃破

2016年04月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

後半だけで2ゴール・1アシスト。3試合連続ゴールで快勝に貢献。

途中出場のカイオが、抜群の存在感を見せつけた。写真:徳原隆元

 J1第1ステージ・6節は4月10日、各地で9試合を開催。16時キックオフの鹿島対広島は、4-1で鹿島が勝利した。

【鹿島 4-1 広島 PHOTO】柴崎がヘッドで決勝点!カイオと土居も奮闘し、広島を一蹴

 ホームチームは、前半立ち上がりの8分に土居のゴールで先手を取った。西からの縦パスを受けた背番号8は、巧みなトラップでDF水本をかわし、エリア内に進入。ファーサイドを狙ったクロスはDFに阻まれたが、こぼれ球を拾って自ら突き刺した。

 一方、ビハインドを背負ったアウェーチームは、右サイドのミキッチや塩谷がタイミング良く攻撃参加し、ゴールを脅かした。そして38分。塩谷の縦パスを受けたP・ウタカがDF昌子をかわしてシュートに持ち込み、同点に追いつく。そのまま1-1でハーフタイムに突入した。
 
 迎えた後半、鹿島はハーフタイムに中村に代えてカイオを投入。この交代策が抜群に効いた。

 まずは57分。左サイドでボールを持ったカイオは、精度抜群のクロスで柴崎のゴールをアシスト。さらに、この"ジョーカー"は、61分にゴールライン付近の角度のないところから弾丸シュートをねじ込み、90+3分には自陣からドリブルで運び、最後は柴崎のパスを受けてネットを揺らした。

 後半の45分間で2ゴール・1アシストの活躍を見せた殊勲者は、「一番重要なのはチームの勝利。勝点3を取るつもりで全員がピッチに立っていた」とコメント。さらに、「これで止まってはいけない。全員が試合に対する準備を怠らずにしっかりやって、自分も連続得点を継続できればと思っています」と先を見据えた。

 カイオは公式戦3試合連続ゴール。本人も大きな手応えを感じていることだろう。

 この勝利で、鹿島はナビスコカップを含めてホーム3連勝となった。J1では4勝1分1敗で勝点13とし、浦和を抜いて2位に浮上した。

 一方の広島は、ACLを含めた連勝が4でストップ。J1では2勝2分2敗で、順位を10位に落としている。
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