【J1】2ゴールの森重が、終盤にレッドカードで退場。それでも粘ったFC東京が、名古屋との接戦を制す

2016年04月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

数的不利のFC東京は、高橋を入れて守備固め。アディショナルタイムの5分間をしのぎきる。

PKでチームの1点目を沈めた森重(3番)は、CKにヘッドで合わせて決勝点も叩き込んだ。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ・5節は、4月2日に7試合が行なわれ、味の素スタジアムでのFC東京対名古屋は、3-2でホームのFC東京が勝利した。

 FC東京は、17分に名古屋の竹内に先制されたものの、43分に森重がPKで同点弾を沈め、70分には途中出場の平山が追加点。

 76分に永井のゴールで同点とされたが、81分のCKから再び森重が決勝点を叩き込んだ。

 森重はその後、田口への危険なタックルでレッドカードを受けて退場に。数的不利を強いられたFC東京は直後に高橋を送り込んで守備を固め、アディショナルタイムの5分間をしのぎ切った。

 シュート数は、FC東京が13本、名古屋が11本。この数字が表すように互いに攻撃の持ち味を出し合った好ゲームだった。

 それだけに、敗れた小倉監督は「まだまだの部分はあるが、自分たちがやりたい局面を出せた。(選手たちに)勝たせてやりたいゲームだった」と悔しさを滲ませた。

 一方、勝利したFC東京の城福監督は、「最初のリスタートで失点しているようでは上位は目指せない」としつつも、「勝点3を獲ったからこそ、失点のところは良い薬にしなければならない」。これでFC東京は3勝2敗と白星を先行させ、暫定4位に順位を上げた。

 
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