ドルトムント、敵地で先制を許すも攻撃が機能して逆転勝利!――アウクスブルク 1-3 ドルトムント

2016年03月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

連続スタメン出場の香川はらしさも見せたが、後半途中で交代。

(C) SOCCER DIGEST

 3月20日(現地時間)のブンデスリーガ第27節、ドルトムントは敵地でアウクスブルクを3-1で破った。
 
 前半、守備に人数を割いてパスコースを塞ぐ相手にドルトムントは苦しみ、効果のない横パスを回し続ける時間が長く続いた。
 
 16分には、アウクスブルクが1本のロングパスから左サイドのマックス→カイウビと繋ぎ、グラウンダーのクロスを中央でフィンボガソンが合わせて先制する。ドルトムントが相手に先制を許すのは、23節ホッフェンハイム戦以来のことだった。
 
 その後も、ボールは持っても相手陣内の深くに入り込めないドルトムント。対するアウクスブルクは、時折ボールを奪ってカイウビ、フィンボガソン、ク・ジャチョルがフィニッシュまで持ち込んだ。
 
 しかし、前半も残り少なくなってきてから、ドルトムントは個々がマーカーを剥がそうと努め、攻撃にも流動性が見られるようになる。40分にはムヒタリアンが左に流れながら、前方に走り込んだロイスに絶妙なスルーパスを通して決定機を演出した(シュートは枠外)。
 
 そして45分、ムヒタリアン→ロイス→ペナルティエリア内のシャヒンとパスが繋がり、ムヒタリアンが再びボールを受け、ゴール右隅にシュートを決めた。
 
 後半のドルトムントは、より攻撃面で選手が動けるようになり、様々なアイデアを持って相手ゴールに迫る。一方のアウクスブルクも前半同様にカウンターを狙い続け、49分には交代出場のフォイルナーがミドルシュートを放った。
 
 前節のマインツ戦に続くスタメン出場を果たした香川は、57分には縦パスを一発で足元に収め、鋭い反転でシュートを放とうする、彼らしいプレーも見せたが、62分でライトナーと交代してピッチを退く。
 
 ドルトムントはさらに、シャヒンに代えてパスラックを投入するが、しばらくは攻撃がスピードを欠くようになり、相手の最終ラインを崩せず、前半のように横パスを回す時間が増えていった。
 
 そんな状況を変えたのが、69分の逆転ゴール。フンメルスの最後尾からのロングパスを胸トラップで受けた前線のラモスが、これを後方に戻すと、走り込んできたカストロが左足で合わせた。
 
 貴重なゴールをお膳立てしたラモスは、その6分後にはショートコーナーから相手DFが流したボールをヘッドで押し込み、一度はGKにセーブされるも、反応良く左足で詰めてゴール。勝負を決めてみせた。
 
 残り時間を危なげなく過ごしたドルトムントは、アウェーで勝点3をゲット。次節は2週間後の4月2日、ホームにブレーメンを迎える。
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