「日本戦を回避する作戦だったの?」韓国代表のクリンスマン監督はそう問われてなんと答えたか。「今日の試合から多くを学んだよ」【アジア杯】

2024年01月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

90+14分に痛恨の一撃を食らってグループ2位に

痛恨のドローにも淡々と試合を振り返ったクリンスマン監督。(C)Getty Images

 壮絶なる3-3ドローだった。現地1月25日、アジアカップ2023のグループE最終節2試合が行なわれ、韓国代表はマレーシアと対戦。21分に先制点を挙げるも一時は逆転されるまさかの展開となる。イ・ガンインのFKとソン・フンミンのPKで試合をひっくり返したが、90+14分にマレーシアに起死回生の同点ゴールを決められてしまった。
【動画】まさに起死回生! マレーシアが韓国戦の90+14分に劇的ゴールで3-3に持ち込む!

 試合は3-3でタイムアップ。韓国は1勝2分けの勝点5でグループ2位にとどまり、逆転で首位に躍り出たバーレーンがラウンド16で日本と対戦することとなった。

 マレーシアに土壇場で追いつかれた際も、ベンチでうっすらと微笑をたたえていたのが韓国代表のユルゲン・クリンスマン監督だ。試合後の会見でも淡々とポジティブに戦況を振り返り、「ポゼッション率は85%対15%と圧倒していたし、チャンスも多かった。だがどんなにリードしていても、次のゴールを決めなければ問題が生じる。今日の試合から多くのことを学んだ。相手の反撃を止められずに失点を重ねた点については、選手たちと真剣に話し合う必要があると思う」と話した。
 
 報道陣から「日本戦を回避するための作戦だったのでは?」と問われると、「そのようなプランはまったくないし、日本を避けるつもりなどなかった」ときっぱり。「今日の試合の前に選手たちとミーティングを行ない、1位通過を目ざして良いパフォーマンスで勝とうと話した。実際に選手たちは非常に良いパフォーマンスを見せ、たくさんのチャンスを作り、フィールドでベストを尽くしたと思う。あくまで目標は勝利であり、グループ1位での通過だったよ」と回答した。

 ラウンド16の相手は会見の時点で、サウジアラビアかタイかが決まっていない。クリンスマン監督は「どこであろうと気にしないし、ひとつも簡単な相手はいない。それでも我々は良い準備をして準々決勝に進むだろう」と宣言。加えて、「(DFの)キム・ジンスと(FWの)ファン・ヒチャンが怪我から復帰できそうだ。選択肢を考えれば実に喜ばしい」とコメントし、笑みを浮かべた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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