西川周作（浦和レッズ）が日本代表の正GKとして奮闘する後輩、鈴木彩艶（シント＝トロイイデン）へ熱いエールを送った。

　現在21歳でパリ五輪世代の鈴木は、アジアカップ開幕から２試合連続で先発。ただ、ベトナム戦（４－２）、イラク戦（１－２）といずれも２失点し、後者に関しては痛恨の敗北を喫したなかで、批判的な声も上がっている。

　さらに一部で明らかに度を過ぎたものも。１月22日の練習後、鈴木は「たくさんの声があるのは自分自身も知っていますし、その中でも差別的な発言は控えていただきたいなというふうに思います」と訴えていた。

　そうした状況下で、SNSを通じて力強いメッセージを発信したのが、鈴木がベルギーへ羽ばたく昨夏まで激しいポジション争いを繰り広げた西川だ。
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　自身も日の丸を背負い、2011年のアジアカップ制覇も経験している37歳のレジェンド守護神は同日、浦和のGKチームで撮った思い出の写真を添え、こう綴った。

「GKチームで応援しているよ。大丈夫。GKにしかわからない事たっくさんある。そして俺たちには共有してきた解決方法がある。だから落ち着いていられるね。勇敢であれ‼️頑張れ‼️ザイオン‼️そしていつも通り楽しんでね」

　ザイオンのバックには数えきれないほどの仲間がいる――。直の先輩による心温まる投稿には「泣いちゃう」「周ちゃんありがとう」「こういうSNSの発信は素晴らしい」「心の中で『いいね』100万回押しました」「ザイオンには何万もの浦和レッズファミリーが付いているので大丈夫！」といったコメントが殺到。エールがエールを呼んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】鈴木彩艶への批判の声が上がった失点シーン