アジアカップが開催されているカタールはドーハにあるメインメディアセンターで、大会スタッフに呼び止められた。

「日本の記者ですか？」

「はい、そうです」と答えると、自身のスマートフォンを取り出し、アラビア語で何かを検索し始める。見せてきたのは、三笘薫の記事だった。

「彼、え－と、ミトマ？ そう、ミトマはなぜ出ないんですか？」

　まだ左足首の怪我が完治していないと伝えると、「そうなんですか。彼は最高の選手なのに」と残念そうな顔をしていた。

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　三笘はいつピッチに立つのか。それは、もはや日本や対戦国だけの関心事ではない。22日に行なわれた日本代表のトレーニングには、韓国メディアの記者の姿があった。

　話を聞くと、ラウンド16で日韓戦が実現する可能性が低くないため、三笘薫を取材に来たという。

　ただ、ブライトンのアタッカーはホテルでコンディション調整となり、この日の練習を欠席。その記者は「今日はいないんですか...」とこぼしていた。

　本人が「それができればベスト」と話していた24日のインドネシア戦の出場は厳しい見通しとなった。注目を浴びるウインガーがアジア杯デビューを果たすのは、どのラウンドとなるか。まだ分からない。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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