［アジアカップ グループステージ第２節］日本 １－２ イラク／１月19日／エデュケーションシティ・スタジアム　

　１月19日に行われたアジアカップ2023のグループステージ第２節で、日本代表はイラクと対戦。開始５分にGK鈴木彩艶がクロスを弾いたところを押し込まれて失点すると、前半のアディショナルタイムにも被弾。試合終了間際にCKから遠藤航のヘッド弾で１点を返したものの、まさかの黒星を喫した。

　１月21日の練習後の取材で、キャプテンの遠藤はイラク戦をこう振り返った。

「失点する時間が悪かったと思うし、90分通して、なんだかんだ相手のペースで試合をしたかなと言う感じだった。最初に失点したというのが全てだったと思うし。やはり２点を取られると、２点を取り返すというのは難しいというか。そういうゲームだったかなと思います」

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　これまで、よくない状態の時には、長谷部誠、吉田麻也など歴代のキャプテンがチームを締めてきた過去がある。ただ、遠藤は「外から見たらネガティブですけど、現状はそんなにネガティブだとは思っていない。そこはメンタリティというか、そんなにキャプテンとして今は気にしていない」と主張した。

「ポジティブにやればいいだけだと思うので。次に勝てば、引き分けでも（決勝トーナメントには）いけるのか。だから、今の状況がネガティブかと言われると、俺は全然ネガティブだと思っていないというか。周りの選手たちもそこはわかっているし、しっかり切り替えられているので。そんなに今、主将としてやるべき事はそんなに多くはないと思います」

　まだ１敗しただけで危機的な状況とはいえない――。チームの柱はそう訴えた。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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