「もし日本に勝てば…」イラク指揮官に与えられたミッションは? 現地メディアが指摘「エンリケはできなかった」【アジア杯】

2024年01月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「日本戦はカサスにとって大きな意味を持つ」

かつてエンリケ(右端)のもとでコーチを務めたカサス(中央)。(C)Getty Images

 1月19日に開催されるアジアカップのグループD第2節で、森保ジャパンはイラクと対戦する。

 グループ内で最も強敵の監督を務めるのは、ヘスス・カサス。母国スペイン代表のコーチを務めた経験も持つほか、決戦前には「我々のプレースタイルは日本と似ているが、プランは明かさない。試合を見てもらえれば明らかになるだろう」「私たちはこの難しい対決に向けて完璧な準備をしてきた」と大層な自信を覗かせており、気になる存在だ。

 そんな50歳の指揮官を、イラクメディア『winwin』がフィーチャー。「ヘスス・カサスが直面する課題」と題した記事で、「日本戦はカサスにとって大きな意味を持つ」と伝えている。

「好結果や多くの勝利にもかかわらず、カサスの力量や能力を疑問視する声がある。もし日本に勝てば、どんな相手にも立ち向かえる力を証明できる。さらに優勝候補筆頭を破ったイラクは、有力な優勝候補となるだろう」
【アジア杯PHOTO】イラク戦前日の日本代表の選手たちの表情
 また、同メディアは日本がカタール・ワールドカップでスペインを撃破した事実にも着目。当時、カサスはすでにラ・ロハを離れていたものの、因縁を強調している。

「個人的なレベルでは、2022年のワールドカップで敗れた自国チームのリベンジの機会と捉えている。ルイス・エンリケ前スペイン代表監督との緊迫した関係を考えれば、カサスにとってのリベンジはまた違った味わいとなるだろう。エンリケがスペイン代表監督時代に成し遂げられなかったことである」

 因縁で言えば、日本にとっても、ドーハの悲劇以来のカタールでのイラク戦とあって、モチベーションは小さくない。30年前の雪辱を果たす、会心の勝利を収められるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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