「恥知らずで情けない!」2戦連続の0-0に中国代表監督が発した“超ポジティブ発言”を母国メディアが辛辣批評!「問題を直視していない」【アジア杯】

2024年01月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

「またノーゴール? 私は2戦連続無失点を評価したい」

中国代表を率いるヤンコビッチ監督。レバノン戦後に選手たちへの信頼を口にしたが、2戦連続ドローにメディアの風当たりはかなり強い。(C)REUTERS/AFLO

 必勝を期した大一番でもゴールを挙げられず、2戦連続のスコアレスドローに終わった。

 現地1月17日、アジアカップ2023はグループAの第2節が行なわれ、中国代表はレバノンと対戦。初戦のタジキスタン戦が0-0だっただけに、メディアやファンが"生死を賭けた一戦"と位置づけるほど大注目のゲームとなったが、中国はまたしても決め手を欠いて無得点ドローを演じた。タジキスタン戦に比べて攻撃面で改善の跡が見られたが、何度かあった決定機をエースFWのウー・レイらがフイに。1ポイントを得るにとどまった。
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 それでも試合後、チームを率いるアレクサンダル・ヤンコビッチ監督はあくまでもポジティブな見解を示した。「我々は大会前まで7試合連続で失点を喫していた。それが今大会はここまで連続して無失点だ。確かに2試合連続のノーゴールは課題だが、今日は不運が重なったに過ぎない。明らかに良くなっている。私はむしろ無失点に抑えている点を評価したい」と発言。そのうえで「選手たちは大いに闘争心を示してくれた。メンタル面に関して不安はなく、非常に満足している」と語った。

 この前向きな姿勢に嚙みついたのが中国メディア『SOHU』だ。「なんて恥知らずなんだ! ヤンコビッチ監督はいつもそうで、内容が良くなくても問題を直視しようとしない。だから改善が図れないのだ」とバッサリ。「2戦連続で無失点なのは対戦相手のレベルを考えれば難しいことではなく、明らかに2戦連続無得点を猛省すべきである。不運という言葉で片づけるとは情けない」と断じ、「精神論で勝てるなら苦労しない。タジキスタンは(FIFAランク)が106位で、レバノンは107位(中国は79位)だ。チームマネジメントに欠陥があるとしか思えない」と続けた。

 ヤンコビッチ監督はレバノン戦後、敵将であるミオドラグ・ラドゥロビッチ監督と健闘を称え合い、笑顔で熱い抱擁を交わした。同じセルビア出身で旧知の間柄である両者だったが、中国メディアのなかにはこの振る舞いに不快感を示すところもあったほど。指揮官への風当たりは相当強くなっている。
 
 崖っぷちに立たされたように見える中国だが、実は自力突破の可能性を残している。現在勝点2で、グループA2位の座をキープ。最終戦の相手は開催国カタールと強敵だが、彼らは同日に開催されたタジキスタン戦に勝利して早々にベスト16行きと1位突破を確定させた。中国戦では主力を温存してくる公算が高いのだ。

 目も当てられなかった大会前に比べて、中国代表のチーム状態が上向きなのは間違いない。はたして、いかなる結末を迎えるのか――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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