ジェラード率いるサウジクラブが再びリバプール戦士を補強か。英メディアがベテラン2人の名を挙げる「コネクションを利用」

2024年01月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

気になるヘンダーソンの動向は…

リバプールの英雄ジェラード。太いパイプは実在するのか。(C)Getty Images

 サウジアラビアのアル・イテファクを率いるスティーブン・ジェラード監督が、再び古巣リバプールから名手を獲得するかもしれない。

 アル・イテファクは昨夏、他でもないジェラードからキャプテンを引き継ぎ、アンフィールドで象徴的な活躍を見せたジョーダン・ヘンダーソンを獲得。ただ、わずか半年での欧州復帰が盛んに報じられるなか、新たなレッズ戦士の補強を目ざしている模様だ。

 英メディアは『90min』は1月11日付けで「アル・イテファクが契約満了間近のリバプールコンビの獲得を検討」と題した記事を掲載。ともに32歳で現行契約は今年の6月までとなっている、チアゴ・アルカンタラとジョエル・マティプへの関心を次のように報じた。

「イテファクのボスは、8位まで順位を落としている苦しい戦いのなかで、公然と補強を要求しているが、予算の制限や外国人選手枠の関係で、1月に海外から高額な選手を獲得する案はすでに除外されている。その結果、クラブの関係者は夏の移籍戦略を練っており、ジェラードが欧州で築いたコネクションを利用して、ターゲットを獲得する可能性が高い。

 最終的にヘンダーソンを迎え入れた昨夏にもチアゴとマティプの獲得は検討されていた。2人が契約満了を迎える今年、動きが再検討される可能性がある。リバプールとの契約の最後の6か月間であるため、両選手と直接交渉を行う自由がある」
【動画】ニューカッスル戦でリバプールの追加点に繋がった遠藤航の果敢な守備!
 同メディアはまた、「イテファクの移籍ビジネスの多くは、サウジアラビアで落ち着きを失っているとされるヘンダーソンの将来を中心に展開される」と説明。こう付け加えた。

「イテファクはヘンダーソンを売却するつもりはない。もし考えを変えるのであれば、イングランド代表MFとの決別に多額の移籍金を要求するだろう。ヘンダーソンがクラブに面と向かって去りたいと言わない限り、それは起こらないはずだ。サウジアラビアの取引関係者は、それが実現されるまでは、単なる"噂"として扱っている」

 現在プレミアリーグ首位を走るリバプールでは、チアゴとマティプが怪我に悩まされる一方で、昨夏に加入したアレクシス・マカリステル、ドミニク・ソボスライ、遠藤航が輝きを放っている。移籍市場を通じて、新陳代謝はより進むのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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