三笘と久保を欠く森保ジャパンの2列目はどうなる? アジア杯初戦は“リーグ・アントリオ”を起用と予想

2024年01月11日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「必ずいいパスが来るのは分かっている」

ベトナム戦の先発が予想される(左から)南野、伊東、中村。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は1月14日にベトナムとのアジアカップ初戦に挑む。

 ここまで三笘薫、久保建英、冨安健洋の主力3人が別メニュー調整を続けている。9日に非公開で開催されたヨルダン戦(6-1)にも出場しなかった。無理をさせる状況ではなく、おそらく初戦のピッチには立たないだろう。

 では、森保ジャパン最大の強みとも言える2列目は、どんな人選になるのか。森保一監督への取材で"ほぼ"明らかになったヨルダン戦のスタメンが、おそらくそのまま名を連ねるだろう。

 すなわち、右サイドハーフに伊東純也(スタッド・ドゥ・ランス)、トップ下に南野拓実(モナコ)、左サイドハーフに中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)という「リーグ・アントリオ」だ。

 非公開のため、ヨルダン戦でのパフォーマンスの良し悪しは分からないが、コンスタントにハイパフォーマンスを発揮する伊東は外せない存在。南野と中村も元日のタイ戦に続いてネットを揺らすなど結果を残している。

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 非公式ながら代表デビューから6戦6発となった中村は、クラブでも同僚の伊東が逆サイドに仕掛けた際に、ボックス内に入ってフィニッシュに絡むという動きは確立されている。

 また、南野との連係については、「(南野が)間で受けたときに必ずいいパスが来るのは分かっているので、南野選手が前を向いて持った時は、積極的に裏を狙っていきたい」と話している。

 前回大会とカタール・ワールドカップに出場した経験豊富な伊東と南野とともに、抜群の決定力を誇る23歳のアタッカーが、久保と三笘を欠く攻撃陣で異彩を放つか。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)


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