森保ジャパンは、１月12日に開幕するアジアカップの初戦でベトナムと対戦する。

　そのベトナムを率いるのが、元日本代表監督のフィリップ・トルシエだ。2002年の日韓ワールドカップで日本を初の決勝トーナメント進出に導いたフランス人指揮官は、ベトナムでどう見られているのか。ベトナムの新聞社『Bongda Plas』のトラン・フ記者にリアルな評価を尋ねた。

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「トルシエ監督はアジアでの経験が豊富だ」

　そう切り出した同記者は「彼は過去に日本代表を率いた経験があり、日本を熟知している。これは、ベトナムが日本戦でどのように戦うべきかを選手たちに理解させるのに、おそらく役立つだろう」とコメント。こう続けている。

「ベトナムは日本と引き分けるチャンスがあると思う。サッカーでは何が起こるか分からない。それが、私がベトナムから来た理由だ。トルシエが日本とドローに持ち込めるように導いてくれるのを願っている」

　トラン・フ記者は、トルシエ監督の手腕を叩く評価しているようだ。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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