「優勝以外だと何しに来たんだと」菅原由勢が明かした“1月開催”のアジア杯に懸ける思い「全選手がポジションを奪われるリスクを背負って代表に来ている」

2024年01月07日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「ここに来た意味を各々しっかり考えて」

アジアカップへの思いを語った菅原。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 現在の日本代表戦士は欧州のトップリーグや強豪クラブでプレーする選手が少なくない。

 アジアカップで離脱すれば、その間にポジションを奪われる可能性は十分にある。リバプールの遠藤航も、ようやく自身の地位を確立した直後にチームを離れることになった。

 代表でのプレーに誇りを持っているのは大前提として、アーセナルの冨安健洋は1月のアジアカップ開催に苦言を呈し、レアル・ソシエダで主軸の久保建英は複雑な心中を明かしている。

 オランダの強豪AZで不動の右SBとして活躍する菅原由勢は、1月7日に行なわれた日本代表の練習後の取材で、「クラブあっての代表。ここまでの来られたのもAZがしっかり育ててくれたから」と話しつつ、こう思いを口にした。

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「リーグ戦があるなかで、こうやって代表に集まっているわけなんで、優勝以外だと何しに来たんだとなると思うので、しっかりタイトルを獲って」

 23歳のDFは「全選手がこの期間でポジションを奪われる可能性ももちろんあるし、冬の移籍期間で選手を獲って新しい競争が始まる中で、リスクを背負って代表に来ているわけで、ここに来た意味を各々しっかり考えて、ピッチで結果で示すだけかなと思います」と見解を述べた。

 来たからにはもちろん優勝しかない。強い思いを口にした。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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