「そういう人たちの思いも背負って」“間に合った”旗手怜央、落選した古橋亨梧の分も戦う覚悟。合流前に同僚エースから掛けられた言葉は?

2024年01月07日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「やるべきことをやれたらいい」

6日のトレーニングは軽めに切り上げた旗手。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 セルティックのMF旗手怜央は、10月25日のアトレティコ・マドリー戦で負傷し、約2か月間に渡って戦線を離脱。アジアカップの出場が危ぶまれたが、12月末に復帰し、メンバー入りを果たした。

 1月6日の練習後の取材で、旗手は件の怪我について、「その日は落ち込みましたけど、すぐに切り替えられた」と話し、大会に向けてこう意気込みを語った。

「目標にしていたところだったんで、それで怪我をしてしまったんで、難しいかなというのはあったんですけど、こう選ばれたので、やるべきことをやれたらいいなと思います」

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 ただ、復帰後の実戦は1月2日に、約20分間プレーしたのみ。現在のコンディションについては、「まだまだ合わせていけないなと思いますけど、悪いとかではないんで、これからもうちょっと上げていければ」と説明した。

 セルティックからは旗手と前田大然とメンバー入りを果たしたものの、招集の可能性が低くなかった古橋亨梧は選外となった。「頑張ってきて」と言葉を掛けられたという旗手は、そのエースへの思いを口にしている。

「一緒のチームメイトで、こういうところでもやりたいという思いはありますけど、選ばれる選ばれないという立場はあると思うので、そういう人たちの思いも背負って頑張りたい」

 こうした大会では、怪我、病気、出場停止などアクシデントが付き物。この26歳のユーティリティ性が必ず活きるはずだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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