「ファンは獲得に納得していなかったが、見事なビジネスだった」遠藤航に地元メディアが賛辞!「リバプールの選手にいなかった」凄みとは?

2023年12月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「アジアカップ出場は全関係者にとって痛手だ」

ここにきて一気に評価を高めている遠藤。(C)Getty Images

 12月の遠藤航は、リバプールで存在感を大きく高めた。

 フルアム戦で終盤からの出場ながらプレミアリーグ移籍後初となる同点弾を挙げ、チームの逆転勝利に貢献すると、その後の5試合に先発出場。マンチェスター・ユナイテッドやアーセナルといった強豪との大事な試合でもインパクトを残した。

 リバプール専門サイト『Liverpool Echo』は12月29日、「エンドウの獲得は多くのリバプールサポーターに物足りなさを感じさせたと言っても過言ではない」と報じている。

「夏の移籍市場で未知数の存在としてアンフィールドにやってきて、リバプールのファンは獲得に納得していなかった。だが、ユルゲン・クロップ監督の判断を信頼する用意はあったのだ。30歳のMFの獲得はこれまで、モイセス・カイセドとロメオ・ラビアの争奪戦でチェルシーに敗れた失望を補ってあまりある、見事なビジネスだったと証明されてきた」

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 同メディアは「シェフィールド・ユナイテッド戦でアレクシス・マカリステルが負傷したことが、エンドウにトップチームでの扉を開き、彼はリーグ戦ここ5試合のうち4試合でフル出場している」と続けた。

「相手のプレーを止め、ポゼッションを奪い返す能力でインパクトを残した彼のように過密日程の中で注目を集めたリバプールの選手はいなかった。日本代表でのアジアカップ出場のために、元日のニューカッスル戦でその流れが終わるのは、全関係者にとって痛手だ」

 当初は懐疑的に見られることが多かった遠藤だが、もはや離脱が嘆かれるほどの存在となった。良い流れにある中でチームを離れるのは、日本代表キャプテンにとってもつらいところだろう。だが、アジアカップで活躍し、再合流してからもリバプールでさらに輝くことを願うばかりだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「なんて選手だ。とても重要なんだ」「本当に満足」奮闘した遠藤航をクロップ監督がベタ褒め!一方で離脱に本音も「アジア杯に行くのは少し残念」
 

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