「クロップが全幅の信頼。例外的だ」18年ぶり偉業達成の遠藤航に現地メディアが感嘆!「序盤は酷かったが、今や最も安定した存在」

2023年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

キャラガー、ジェラード、キューウェル、クラウチらと並ぶ

日本が誇るタフネス遠藤。(C)Getty Images

 現地時間12月26日に開催されたプレミアリーグ第19節で、遠藤航が所属するリバプールは、19位に低迷する昇格組のバーンリーと敵地で対戦。2-0で快勝を収め、28日に今節を戦うアーセナルを抜き、暫定首位に浮上した。

 急激に序列を高めている遠藤は、公式戦7試合連続で先発し、3日前のアーセナル戦(1-1)に続いてフル出場した。

 終盤は疲労を隠せず、自陣ゴール前であわや失点のパスミスこそ犯したものの、GKの好守に遭った鋭いミドルシュートを放てば、身体を張ったボール奪取で貴重な追加点の起点となるなど、豊富な運動量で全体的に好パフォーマンスを披露した。

 現地メディアから続々と賛辞が寄せるなか、『Anfield Watch』は「ワタル・エンドウが18年ぶりの偉業達成」と題した記事を掲載。日本代表MFが2006年1月以来初めて、13日間で5試合に先発した事実に触れ、「ユルゲン・クロップ監督はこの日本代表選手に全幅の信頼を寄せている」と伝えた。
【動画】惜しい!遠藤が左足で絶妙シュートも…GKの好守に阻まれる
「かつてはローテーションがあまり一般的ではなく、13日間で5試合に先発した選手は何人もいた。ジェイミー・キャラガー、スティーブン・ジェラード、ハリー・キューウェル、ピーター・クラウチらだ。しかし、監督がこぞって先発試合数を減らしたため、それ以降は誰も成し遂げていない。エンドウは例外的な選手だ。

 彼はリバプールでの生活をゆっくりとスタートさせた。実際、序盤戦のプレーのいくつかは酷いもので、自分の力ではどうにもならないように見えた。だが、クロップは彼に固執し、この守備的MFは今や先発メンバーの中で文字通り最も安定した存在となっている。現在の状況を見る限り、誰もが元日のニューカッスル戦での先発を期待するはずだ」

 同メディアは一方で、8点を付けた採点記事では「エンドウはレッズで最も信頼できるMFのように見えるが、周りの選手の調子が落ちていることを考えれば、そうとも言い切れない」と指摘した。

 遠藤はハイパフォーマンスを維持し、たとえ負傷離脱中のアレクシス・マカリステルが復帰しようと、絶対的な存在として先発を張り続けられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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