サブ降格のラムズデールは移籍すべき? 元アーセナルの現役GKがズバリ「私は8年、エミは10年」「アルテタが賢ければ…」

2023年12月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

古巣の悪しきパターンにも言及

ラジャ(左)に正GKの座を奪われたラムズデール(右)。(C)Getty Images

 残るべきか、活躍の場を移すべきか――。今冬の動きが大きく注目を集めている守護神が、アーロン・ラムズデールだ。

 現在25歳のラムズデールは2年前の夏に、同い年の冨安健洋と同じタイミングでアーセナルに加入以来、正GKとして君臨。その活躍が認められ、イングランド代表デビューも果たすなど、順風満帆のキャリアを過ごしていた。

 しかし、今夏のダビド・ラジャ加入で立場が一変。控えに降格し、ベンチを温める日々が続いており、来夏に迫るEUROのメンバー入りが危ぶまれている。

 正守護神のロベルト・サンチェスが負傷中のチェルシーからの関心が取り沙汰され、その身の振り方に熱視線が注がれるなか、英紙『The Sun』によれば、元アーセナルGKヴィト・マンノーネが岐路に立つ後輩に言及した。

 かつてエミレーツでヴォイチェフ・シュチェスニーのバックアッパーを務め、現在はリールで1番を背負う35歳は、自身の経験を踏まえ、こう助言した。
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「簡単な話ではないが、私がその立場だったら、この状況を酷く受け止めていただろう。ラムズデールにアドバイスしたいのは、仕事を続けるということだ。私はプレミアリーグのレギュラーになるまで8年待った。エミ・マルティネスは10年も要した。それに彼は何度もローンを経験し、苦難の時を過ごした。でも働きながら時を待つ人は、最終的に成功するんだ。

 しかし、ラムズデールの瞬間が二度と訪れないのであれば、他を探すべきだ! それ以外に取れる行動はあまりない。私は素晴らしい1年を過ごした後、ポジションを失った。受け入れるのは難しかったよ」

 現アーセナル監督ミケル・アルテタとも共にプレーしたマンノーネはまた、「アルテタがプライドが高ければ、ラジャにこだわるだろう。だけどもし賢ければ、より調子の良いベストのキーパーを選ぶはずだ」と伝えたうえで、古巣の悪しきパターンについても語った。

「アーセナルはいつも、クリスマスに首位に立つと、その後に失速する。私自身も何度も経験している。仕事を最後まで全うするのが大変なんだ。ミケルにはキャプテンとして常に活力とリーダーシップがあった。彼は素晴らしい監督だ。成し遂げた仕事が報われるよう願っている。今がその時だと祈るよ」

 2人の優れたGKを擁し、18試合を終えた時点でプレミアリーグ首位に立つアーセナル。今シーズンこそ後半の失速癖を抑え、トップのままフィニッシュテープを切れるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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