母国凱旋で神アシスト!マンU撃破の立役者ケインがバイエルンに大きな手応え「僕に合っている」「みんな素晴らしい。だけど…」

2023年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

右アウトサイドでコマンの決勝点を鮮やかに演出

タイムアップ直後、満足気な表情を浮かべるケイン。(C)Getty Images

 現地時間12月12日に開催されたチャンピオンズリーグのグループステージ(GS)最終節で、すでに首位通過を決めているバイエルン・ミュンヘンは、最下位で後がないマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。1-0で接戦を制し、5勝1分でGSを終えた。

 鮮やかに決勝点をアシストしたのが、母国凱旋となったハリー・ケインだ。今季からドイツ王者で戦うイングランド代表FWは71分、トーマス・ミュラーが潰れて流れたボールにペナルティエリア手前で反応すると、右アウトサイドで絶妙なワンタッチパス。スコアラーのキングスレー・コマンが、完全にフリーの状況を作った。

 ユナイテッド撃破に大きく貢献したケインは、試合後に『TNT Sports』のインタビューに対応。「良かったよ。試合をコントロールできたし、良いチャンスもあった。僕たちは落ち着いていたし、素早いトランジションで相手を苦しめられると分かっていた」と満足そうに語った。
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「首位通過が決まっている時はモチベーションが難しいけど、良い感じだった。僕がバイエルンに来てから、みんな素晴らしい。だけどもっと良くなる。ボスが何を求めているのか、より分かるようになってきた気がする。ここは僕に合っている」

 直近のフランクフルト戦(ブンデスリーガ第14節)では、1-5でまさかの大敗を喫した。しかし、中2日でオールド・トラフォードに乗り込むにあたり、すぐさま気持ちを切り替えたようだ。

「週末の結果を受けて、僕らは本当に高いモチベーションを保っている。でもファイナルサードでは、もう少しできたと思う。シーズンは良いスタートが切れたけど、もう少しギアを上げられる。このコンペティションで遠くまで行けるだけの力はあるはずだ。チャンピオンズリーグでの優勝。タフなテストになるだろうけど、向上し続けないと。僕らには到達できる、もう一段階上のレベルがある」

 タイトルに飢える万能型エースを加えたバイエルンは、4年ぶりの欧州制覇を果たせるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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