初黒星からまさかの5戦未勝利…トッテナム指揮官が厳しい言葉を並べる「フィニッシュも失点も酷かった」「明確な信念がない」

2023年12月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どうすればこの小さな呪縛から立ち直れるか」の答えは…

ウェストハムに敗れ、厳しい表情を浮かべるポステコグルー監督。(C)Getty Images

 現地時間12月7日に開催されたプレミアリーグ第15節で、トッテナムはウェストハムとホームで対戦。開始11分でクリスティアン・ロメロが幸先良く先制点を挙げるも、後半に2発を叩き込まれ、1-2で痛恨の逆転負けを喫した。

 ロンドン・ダービーを落としたトッテナムは、リーグ戦初黒星から5戦未勝利となった。地元メディア『football london』によれば、アンジェ・ポステコグルー監督は試合後、「前半は良かったが、後半は悪かった?」と問われ、「いや、そうは思わない」と回答。「この試合もまた、自分たちが支配していたのに、その支配力をより具体的なものに変えられなかった。フィニッシュも失点も酷かった」と嘆いた。

「信じられないようなチャンスも何度かあったのに。(同じく1-2の逆転負けを喫した前々節の)アストン・ビラ戦や今年初めの他の試合と同じようだった。この1週間で、私たちの攻撃はまだまだだと言った。一般的に、我々にはまだまだ長い道のりがある。今夜はその証拠だ」

 オーストラリア人指揮官はまた「今日のような失点をしてしまっては、自業自得としか言いようがない」と伝えたうえ、メンタリティを問題提起した。

「ゴール前での確信がない。単純な話だ。もしチャンスを作れていなかったり、足が止まっていたりすれば、疲労なども考慮に入れられるだろう。でも私にはそうは思えない。特に前半のチャンスは全て、疲労とは無関係だからだ。明確な信念が感じられない。ボールが勝手にネットに入ると思っているようだが、そうではない。強い決意が必要だ」
【動画】どうしたトッテナム…ウェストハムにあまりに痛恨の逆転負け
 最後に「どうすればこの小さな呪縛から立ち直れるか」と訊かれると、「代替案はない」とピシャリ。こう言い放った。

「あれが我々のゲームだ。自分たちを哀れんで、どこかに抱擁を求めても意味がない。状況を変える方法はただひとつ、日曜日にここに来て、良いフットボールをするだけでなく、チームとしての信念を示すようなパフォーマンスを見せることだ」

 もがき苦しむトッテナムは今週日曜、ホームにニューカッスルを迎える。難敵相手に強いメンタリティを示し、復調の兆しを見せられるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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