「ロボットじゃないので100%でない日はある」サウジから帰還し即先発!完封勝利に貢献の冨安健洋が明かす“昨季との違い”「僕的には大事かな」

2023年11月26日 サッカーダイジェストWeb編集部

「寒くなったり暑くなったりで」

右SBでフル出場を果たした冨安。(C)Getty Images

 冨安健洋が所属するアーセナルは現地11月25日に開催されたプレミアリーグの第13節で、ブレントフォードと敵地で対戦。89分に途中出場のカイ・ハバーツが決めたヘッド弾で、1-0と劇的勝利を飾っている。

 日本代表帰りの冨安は4試合連続のスタメン出場を果たし、右SBでフル出場。完封勝利に貢献した。

 その日本代表DFは試合後、「タフな戦いだったので、なかなか点も取れずにという展開でしたし、やっと最後の最後に点が入って、しっかり勝てたのでまあ良かったなと思います」と試合を振り返った。

【動画】完封勝利に貢献!ブレントフォード戦で披露した冨安の厳選プレー
 先発出場した日本代表のシリア戦(21日。5-0)が行なわれた高温のサウジアラビアから帰還し、中3日でピッチに立った25歳は、「今日は気温が2度くらいで、サウジとの寒暖差でアジャストするのが難しかったか?」と質問を受けると、こう答えている。

「そうですね、寒くなったり暑くなったりで、風邪とか含めた体調管理もやらないといけないですし。まあそれも仕事のひとつだと思っているので、そういった面も含めて、できる限り100パーセントに近い状態でピッチに立てる準備をしなくちゃいけないなと思っています」

 とは言うものの、一時は別メニュー調整だった代表活動を終えたばかりで、「(今日の試合は)ベストではなかった」ようだ。

「でも、去年も言っていたんですけど、8割9割の状態でも出来るようにならないと、やっぱり1年の長いシーズンは戦えないと前から言ってましたし、そういう意味ではそういうことが去年と比べるとまだ出来るようになってきたとは思っていて。

 もちろん、ベストになれるように全力は尽くしますけど、人間そんなロボットじゃないので100パーセントじゃない日はもちろんあるので、その中で振る舞い方を変えたり、いろんな工夫をしながらやっていくことの方が、僕的には大事かなと思っています」

 今節の直接対決で首位のマンチェスター・シティと2位のリバプールが引き分けたため、アーセナルはこの勝利で首位に浮上した。だが、冨安はいたって冷静だ。

「まだ早いと思います、そこ(20年ぶりの優勝)を考えるのは。シーズン長いですし、1試合1試合やっていくだけです」

 堅実な彼らしい言葉を残して、会場を後にした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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