U-22日本代表、アメリカに1-4惨敗。セットプレーで一時同点も及ばず、米遠征は1勝1敗で終える

2023年10月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

開始5分、ミスから早くも失点

日本はアメリカに1-4で敗れる。松木(写真)のゴールで一時、同点としたが...。写真:松尾祐希

 来夏のパリ五輪出場を目ざすU-22日本代表は現地10月17日、国際親善試合でU-22アメリカ代表とアメリカのフェニックスで対戦。1-4で敗れた。

 大岩剛監督が率いる日本は10月にアメリカ遠征を実施し、13日のU-22メキシコ代表戦は4-1で勝利。アメリカ戦では松木玖生、藤田譲瑠チマ、細谷真大、チェイス・アンリらが先発に名を連ねた。

 連勝を狙う一戦で、日本はいきなり失点。開始5分、自陣でチェイスの横パスをカットされると、パクステンの折り返しからヨハンに押し込まれる。

 自分たちのミスでリードを許した日本だが、慌てることなく反撃に出る。強度の高いプレーで応戦し、臆することなくチャレンジングなパスで局面を前に動かす。

 16分に松木が思い切りの良いミドルで狙えば、19分には細谷のラストパスから山田楓喜が惜しいシュートを放つ。23分にはサイドから崩して、最後は細谷が左足を振ったが、これは相手DFにブロックされる。

 自分たちのリズムでゲームを進められる時間帯が増え、守備面でもより集中したプレーでピンチの芽を摘んでいく。攻守で危なげない戦いを見せるなかで、35分、左CKのこぼれ球を松木が蹴り込んでネット揺らし、試合を振り出しに戻す。

 だが45分、一瞬の隙を突かれて勝ち越し点を献上。相手のロングボールから左サイドをベルナルドに突破され、ベルナルドのクロスにGK佐々木雅士が反応も止められず、ファーでパクステンに決められた。試合は1-2で折り返す。
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 迎えた後半、まずは同点弾を狙う日本はアグレッシブに攻め立て、56分には松木のクロスから細谷が豪快なボレーも、ボールはクロスバーに嫌われて得点ならず。

 直後の57分、3点目を喫す。ブライアンのパスをボックス内で受けたアイダンが、振り向きざまに右足のシュート。DFの木村誠二と大畑歩夢が素早く寄せたが一歩遅れ、佐々木の懸命のセーブも及ばずゴールを割られた。

 さらに73分、ジャックのFKをドゥンキャンにプッシュされて4失点目。その後も押し込まれて、危ないシーンを何度か作られる。

 完全に勢いづいたアメリカを相手に、日本も諦めずに最後まで戦う姿勢を示したが、奏功せず。結局、1点止まりで悔しい敗戦となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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