現地10月17日、韓国代表はベトナムとの親善試合に臨んだ。その試合前、チームを率いるユルゲン・クリンスマン監督へのファンの冷ややかな対応を地元メディアが報じている。

　韓国のサッカー専門メディア『Inter Football』によると、４万1000人の超満員に膨れ上がった水原ワールドカップ競技場は試合前から大盛り上がりで、韓国代表のスタメンがアナウンスされると選手一人ひとりに観衆は大声援を送ったという。

　だが、最後にクリンスマン監督が紹介されると、「熱狂は消え、あっという間に静寂に包まれた。世間の評価はあいかわらず冷たいようだ。前回（チュニジア戦）のようなブーイングはさすがに起こらなかったが、前任のパウロ・ベント監督の時にこんなことは起こらなかった。連勝を飾っても、クリンスマン氏はファンの信頼を得ていないのである」と伝えた。
 

　クリンスマン監督は３月の就任以降、なかなか韓国に滞在しない「リモートワーク騒動」やＫリーグを軽視するかのような発言などで物議を醸し、メディアやファンの反感を買ってきた。それでも９月のサウジアラビア戦に続いて先週金曜日にはチュニジアを相手に４－０の快勝。しっかり結果を出して雑音を封じ込みたいところだが…そう簡単には行かないようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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