「日本のW杯優勝? もう誰も笑えない」メキシコを4発撃破したU-22日本代表の充実ぶりに中国感服!「常に強化は未来を見据えている」

2023年10月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼らも遅かれ早かれ欧州に羽ばたいていくのだろう」

メキシコ戦に先発した福井(中央)。9月にはバイエルンで念願のトップデビューを果たした。写真:松尾祐希

 現地10月14日、北米遠征中のU-22日本代表がフェニックスでU-22メキシコ代表との親善試合を戦い、4―1の快勝を収めた。遠征メンバーはDF内野貴史(デュッセルドルフ)、MF山本理仁(シントトロイデン)、MF福井太智(バイエルン)ら欧州組6名を含む24名。杭州アジア大会のメンバーからは、追加招集でFW内野航太郎(筑波大)が帯同しているのみだ。
【PHOTO】メキシコ&アメリカと対戦!北米遠征中のU-22日本代表メンバーを一挙紹介!

 そんな若きサムライたちの活躍を特集記事で報じたのが、中国メディアの『捜狐体育』である。「U-22日本代表が北米の雄メキシコに4-1で勝利。ワールドカップ優勝も夢ではない」と銘打ち、次のように伝えた。

「カタール・ワールドカップの開幕前、日本代表の選手たちは揃って『目標は優勝です』と話していた。我々はそれを聞いて苦笑したものだが、今となってはもう笑えない。彼らはグループステージでドイツとスペインを破り、ラウンド16でもクロアチアをあと一歩のところにまで追い詰めた。今年に入ってからの快進撃は言うに及ばず。9月にはドイツ、トルコを連破して、この金曜日にはカナダをも4-1で倒した。充実の一途を辿っているのだ」

 さらに同メディアは、「日本はノルウェーのハーランドのような、突出した少数のタレントに頼るチームではない。かといってベルギー代表のように何十年に一度かの"黄金世代"が引っ張っているわけでもない」と説明し、「育成年代の弛まない努力と強化の積み重ねが、現在の繁栄をもたらしている。本田圭佑や長友佑都らの頃から、現在の三笘薫、久保建英らの代に至るまで、次から次へと欧州トップリーグで活躍するプレーヤーを輩出しているのだ」と指摘する。

 
 そして、今回のメキシコ戦のメンバーに言及。「日本は危なげない試合運びで、ゲーム終盤の2得点で突き放す力強さをみせた。欧州組では福井、山本、内野が先発したが、彼らだけでなく、現在Jリーグでプレーしている選手たちのなかにも逸材が並ぶ。彼らも遅かれ早かれ、三笘や久保に続いて欧州の舞台に羽ばたいていくのだろう」と見立てた。

 同メディアは結論として、「日本はさまざまなカテゴリーの代表チームを効果的に強化している。例えばU-22世代はアジア大会で銀メダルを獲得し、その1週間後にはまるまる異なるメンバー構成でメキシコに打ち勝った。常に未来を見据えた強化を念頭に置いているのだ」と称賛。「ワールドカップ優勝は容易くないし、運も必要だろう。それでも優秀な人材がどんどん飛び出している日本ならば、現実味がある。もう誰もその夢を笑えないのだ」と論じている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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