WEリーグカップ決勝のサンフレッチェ広島レジーナ対アルビレックス新潟レディースが10月14日に等々力陸上競技場で開催。S広島Rがスコアレスで突入したPK戦を４－２で制し、初タイトルを手にした。

　グループAを４勝１分の無敗で通過したS広島Rと、グループBを２勝２分１敗で突破した新潟Lがファイナルで激突した。

　立ち上がりから主導権を握ったのはS広島R。相手を押し込み、３分に髙橋美夕紀、７分に中嶋淑乃が積極的にシュートを放つなど、立て続けにチャンスを迎える。

　新潟Lは逆にカウンターからゴールに迫る。前線の道上彩花がボールを収め、力強い持ち上がりやポストプレーを見せるが、相手の守備を崩し切れず、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。

　攻守が激しく入れ替わる展開となった前半は、お互いに最後の局面での精度を欠き、０－０で終えた。
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　後半の序盤は新潟Lのペース。52分に滝川結女がドリブルで中央を突破し、ペナルティエリア手前で細かなタッチで相手をかわして右足で狙う。このシュートはGKの正面に飛び、得点には至らず。

　S広島Rも徐々にリズムを取り戻す。67分、左サイドを突破した中嶋のクロスをゴール前で収めた髙橋のシュートは勢いなく、DFにクリアされる。

　一進一退の攻防が続き、０－０で突入した延長戦でも決着つかず。迎えたPK戦を４－２で制したS広島Rが、チーム創設３年目で初タイトルを獲得した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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