カナダ戦で2得点と大活躍の田中碧にドイツ紙は「なぜデュッセルドルフでは同じプレーができないのか」と疑問符

2023年10月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「64試合で2得点しか挙げていない」

カナダ戦でも2得点と気を吐いた田中(右)。ここ3戦で3発と絶好調だ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 マン・オブ・ザ・マッチ級のハイパフォーマンスを披露した。

 10月13日に新潟で行なわれた親善試合で、日本代表はカナダと対戦して4-1の快勝を収めた。その試合で2ボランチの一角を担い、2ゴールと気を吐いたのがMF田中碧だ。前半2分に相手のクリアボールを拾って豪快にミドルをねじ込むと、後半に入ってからの4分には伊東純也の技ありな浮き球パスに呼応してチーム4点目を奪取。8月のドイツ戦でも1ゴールを決めており、あらためて存在を存分にアピールした。
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 かたや、所属するドイツ・ブンデスリーガ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフではここまで公式戦9試合に出場(先発5試合)して、ゴールもアシストもマークできていない。ドイツ大衆紙『BILD』はカナダ戦後に田中に関する特集記事を掲載し、「そんなはずはない!?」とサムライブルーでの活躍を不思議だった。

 そのうえで同紙は、「ドイツで安定しないプレーが続く田中だが、日本代表では長きに渡ってすこぶる上手く行っている」と伝え、「そして金曜日、このミッドフィルダーはふたたびその実力を見せつけた。デュッセルドルフではなぜ彼はあのようなプレーができないのか? という疑問が増すばかりだ」と論じている。
 
 さらに、デュッセルドルフのダニエル・ティウーヌ監督のコメントを紹介。49歳のドイツ人指揮官によれば、「彼にとって簡単な時期ではないのだ。まだ若いのかもしれない。彼自身、2部リーグを完全に理解するためには何かが足りないと、私にはっきりと話していた」という。そしてティウーヌ監督は「代表での活躍は自身回復にきっと繋がる。もっと期待しているよ」とコメントを寄せていた。

『BILD』紙は「田中はカナダ戦でまたしても活躍した。同じことがデュッセルドルフで起こるだろうか」と記し、「これで田中は日本代表で22試合に出場して6得点。一方3シーズン目を迎えたデュッセルドルフでは64試合で2得点しか挙げていない」と伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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