「3軍でも質が高い」「女子はアジアでオンリーワン」金1銀1の日本代表に中国大手メディアが感服!「どんどん遅れをとってしまう」【アジア大会】

2023年10月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「総合的に見て日本サッカーの強さを示した」

決勝で韓国に敗れて銀メダルに終わったU-22日本代表。(C)Getty Images

 中国の杭州で開催されていたアジア競技大会が8日に閉幕した。サッカーでは、U-22代表が参戦した男子が銀メダル、国内の若手中心のメンバーを組んだ女子が金メダルという結果に終わった。

 開催国である中国の大手スポーツメディア『新浪体育』は、「追いつかないと、アジアのトップチームにどんどん遅れをとってしまうかもしれない」と題した記事に中で、日本の高いぶりを称賛している。

 まず男子決勝で日本を2-1で破った韓国について、「本当の試練は準決勝から始まったが、日本やウズベキスタンに比べて、重要な目標をつかむという点では、より成熟しているように見えた」と評価。敗れた日本をこう評している。

「Jリーグの控え選手と大学生を中心に構成されたチームで決勝に進出し、韓国に逆転負けを喫した。『3軍』と呼ばれたこのチームは、日本のA代表と同じシステム、スタイル、個々の選手の技術的・戦術的クオリティを備えており、総合的に見て日本サッカーの強さを示した」

 そして、「今回のアジア大会を見る限り、日本と韓国はアジアトップの地位を堅持している」と総括した。

【動画】狂喜乱舞する韓国代表の横で崩れ落ちる日本の選手たち
 女子代表については、「日本はすでにアジアで『オンリーワン』であり、後続との差を広げつつある」と称賛。「6試合で39得点、1試合平均6得点以上を記録し、チーム内の4人が5得点以上を記録し、完勝で優勝した」とその戦いぶりを称え、こう続けている。

「注目すべきは、主力がプレーした中国、北朝鮮、その他のチームとは異なり、日本は若い『2軍』だったが、男子と同様に、システム、スタイル、技術的、戦術的クオリティはほぼ女子代表(なでしこジャパン)をモデルとしている」

 同メディアは「国際舞台で見ると、男女を問わず、日本サッカーの長期戦略は収穫期を迎えている」と見解を示し、「中国サッカーは目覚める必要がある」と指摘している。

「今回の(女子準決勝の)日本戦では、アジアのトップチームとの差が露呈した。日本が全体的に強く、システムは成熟し、レベルの高い選手が集まり、優秀な若手選手がどんどん出てきている。中国女子は追いつかないと、その差はさらに広がる可能性がある」

 日本や韓国に賛辞を贈る一方で、自国代表の現状には危機感を抱いているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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