柏に敗れ、今季初の連敗。マリノス主将・喜田拓也が痛感した、共通理解と変化する力の必要性

2023年09月03日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「自身としても、チームとしてもミスが多かった」

ボランチで先発出場した喜田。相手のプレッシャーに苦戦し、67分にピッチを退いた。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第26節]柏 2-0 横浜/9月2日/三協フロンテア柏スタジアム

「力不足です」

 9月2日に行なわれたJ1第26節で、柏レイソルと対戦した横浜F・マリノスは、0-2で敗戦。試合後、主将の喜田拓也は悔しさを押し殺すようにして、そう語った。

 序盤こそ何度か相手ゴールに迫った横浜だが、次第にペースを握られ、52分と83分に失点。後半はチャンスらしいチャンスをほとんど作れなかった。

 その原因のひとつは、CBやボランチがボールを保持しているところを狙ってプレスをかけてくる柏の守備を、上手く回避できなかった点だろう。

 実際、CBのエドゥアルドと上島拓巳がボールの出しどころに迷い、苦し紛れにGK飯倉大樹にバックパスしたり、相手DFの裏のスペースにロングボールを蹴る場面が少なくなかった。

 また、パスミスやボールロストも散見されるなど、「チームとしてプレッシャーを感じてしまった」(渡辺皓太)。
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 67分にピッチを退いた喜田は、「自身としても、チームとしてもミスが多かった」と反省の弁を述べ、こう続ける。

「柏は中に誘っていたと思うので、それでも中で、質で上回っていくのか、それとも違う手を出していくのかという部分の共通理解を深めていかなければいけないと痛感したし、そこは足りなかったです。もっと上げていけるし、(チームで)話していきたい」

 また、残りの試合を勝ち続けていくためのポイントにも言及する。

「柏は90分を通して狙いが徹底していたので、そこで変化できなければ、こういう試合になってしまう。相手のやり方を感じた時にどう変化していけるかが大事になる」

 リーグ戦は残り8試合と終盤に差し掛かっているなかで、今季初の連敗。現状では暫定首位も、3日に行なわれる2位ヴィッセル神戸の結果次第では入れ替わるため、まさに正念場だ。

 19年ぶりの連覇を成し遂げるためにも、トリコロールのキャプテンが指摘した課題をチームの力に変えたい。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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