【採点寸評|横浜】数的不利も集中力の高い守備で逃げ切り。MOMは決勝弾のA・ロペス。退場のエウベルは...[J1第23節 横浜2-1G大阪]

2023年08月13日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「判断」の部分が改善されつつある印象

【警告】横浜=エウベル(45+4分、65分) G大阪=クォン・ギョンウォン(32分)、佐藤瑶大(48分)、マルセル・サンツ(53分) 【退場】横浜=エウベル(65分)【MAN OF THE MATCH】アンデルソン・ロペス(横浜)

[J1第23節]横浜 2-1 G大阪/8月12日/日産スタジアム

 Jリーグは8月12日、J1第23節の7試合を各地で開催。日産スタジアムでは横浜F・マリノス対ガンバ大阪が行なわれ、2-1で横浜が勝利した。
【PHOTO】横浜の出場15選手&監督の採点・寸評。先制弾のY・マテウスは積極的な仕掛けで好機創出。気迫溢れるプレーが光った松原
 先制したのは横浜。34分、渡辺皓太からパスを受けた喜田拓也がシュートを放つと、ポストに阻まれたが、跳ね返ったボールをヤン・マテウスが冷静にゴールに押し込んだ。

 対するG大阪は、前半のうちに追いつく。44分、山本悠樹が見事なターンからスルーパスを出す。これに反応した食野亮太郎が、ペナルティエリア内で相手DFをかわして、左足で同点弾を決めた。

 迎えた後半、横浜が勝ち越しに成功する。48分にエウベルがPKを獲得。キッカーを任されたアンデルソン・ロペスが決めて、勝ち越した。

 その後、65分にエウベルが、この試合2枚目のイエローカードで退場。数的不利になった横浜だったが、G大阪に得点を許さず、そのまま逃げ切った。
 
▼横浜のチーム採点「6」
 前節の浦和戦とは違い、前半は前線からのプレスがハマり、ゲームを支配。攻撃時には前線と中盤が連動した攻め上がりを見せ、34分には喜田のシュートのこぼれをY・マテウスが詰めるという形で先制点に繋げた。

 65分以降は数的不利になった影響が大きく防戦一方になったが、それまでは喜田と渡辺の両ボランチが臨機応変に攻撃参加するなど、前節の浦和戦でケヴィン・マスカット監督が指摘していた「判断」の部分が改善されつつある印象を受けるシーンもあった。

 そして、10人になっても最後まで集中力の高い守備で守り切った。リーグ戦は3試合勝利から遠ざかっていただけに、そのリーグ戦で直近は8戦7勝と好調だった相手から勝点3を奪えた経験は、今後に大きく繋がるはずだ。

 最前線で基準点となり、決勝弾のA・ロペスがMOM。Y・マテウスも攻撃面で存在感を示した一方、退場のエウベルは、チャンスに絡んだものの厳しく評価した。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定したこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

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