「チームのことを知れたのはすごくプラス」横浜戦で浦和デビューを果たした中島翔哉「試合を重ねればもっとコンビネーションは良くなる」

2023年08月07日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「次はもっと良いプレーをして、チームも勝てるように」

6年ぶりにJ1のピッチに帰ってきた中島。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

[J1第22節]浦和 0-0 横浜/8月6日/埼玉スタジアム2002

「ホームの雰囲気とか、チームのことを知れたのはすごくプラスになります」

 今夏にトルコのアンタルヤスポルから浦和レッズに加入し、8月6日の横浜F・マリノス戦で6年ぶりにJ1のピッチに立った中島翔哉は、試合後にそう振り返った。

 待望の瞬間は、0-0で迎えた83分だった。ボランチの岩尾憲に代わって途中出場を果たした新背番号10は、トップ下で奮闘。チームを勝利に導くプレーこそ見せられなかったが、堂々としたパフォーマンスだった。
 
 ファン・サポーターから大きな拍手で迎えられた中島は、「すごくありがたいです」と感謝しつつ、自身のプレーについてはこう語った。
【PHOTO】白熱した試合を盛り上げた浦和レッズサポーター
「(0-0の展開のなかで)出るタイミングは難しかったですけど、使ってくれたので、次はもっと良いプレーをして、チームも勝てるようにしていきたいです」

 一方で、コンディションはまだ万全ではないのだろう。後半アディショナルタイムには右サイドでボールをキープしていた大久保智明からのサイドチェンジを、トラップミスするシーンがあった。

「ずっと別メニューで、本格合流したのは(8月2日の)天皇杯のあとだったので、ぶっつけ本番みたいな感じで、練習はやっていますけど、大した練習はしていない」状況だった。「(コンディションは)まだまだなので、できる限り早く、一番良いパフォーマンスが出せるようにしていきたい」と話し、さらにこう続けた。

「試合を重ねれば、もっとコンビネーションは良くなる。もともと知っている選手もたくさんいるので、(フィットするまでに)あまり時間はかからないと思います」

 かつて日本代表でも10番を背負ったことのあるアタッカーは、これからどんなプレーを見せてくれるのか。中島のコンディションが上がってくれば、チームのさらなる上位進出に大きな力となるはずだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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