セルティックでも、早い段階でチーム編成を完了することを求めていた。絶対的エースの去就が不透明な状況に、フラストレーションを感じるのも当然だろう。

　トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督は、主将ハリー・ケインが新シーズンもチームに残るのかどうか、早く決まってほしいと願っている。だが、期限を設定することはしないと話した。

　ケインはバイエルンやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドといったメガクラブに移籍するかどうかが注目されている。米スポーツチャンネル『ESPN』は先日、クラブが合意すれば選手は移籍を受け入れる意向だが、自ら強引に退団を求めることはしない考えと報じた。

　ESPNによると、ポステコグルー監督はケインの去就について、リラックスできていないと言えるだろう」と話している。

「私やハリーがメディアと話すたびに、それが最初の質問となる。だから対処しなければならない。関係者全員があまり長引いてほしくないと思っているはずだ。誰にとっても良くないと思う。ハリーにとっても、クラブにとってもね」

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　そのうえで、指揮官は「一方でデッドラインはもうけたくない。さらなるプレッシャーを加えることになるからだ」とも続けた。

「彼はまだ我々のクラブと契約している選手というのが現実だ。私はそういう見方をしている。契約が８月12日で終わるから決めなきゃいけないというわけじゃない。あと１年あるんだ。だから、私としては、リラックスはしていないが、彼にもクラブの誰にも重圧をかけていない。だが、誰もあまり長引くことを望んでいないというのが本音だと思う」

　ケインが移籍するとなれば、トッテナムのチーム構成に大きな影響を及ぼすのは言うまでもない。新シーズンのプレミアリーグ開幕まで３週間。ポステコグルー監督が願う早期決着に至るだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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