「今さら?って話」福田正博が日本の“百も承知”な課題に見解。森保監督は“体技心”を説く

2023年07月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

外国人指揮官、退任時の発言に共通点

森保監督は“体技心”という言葉を用いて、フィジカルの重要性を説いているという。(C)Getty Images

 元日本代表MFの前園真聖氏のYouTubeチャンネル『おじさんだけど、遊んでもいいですか?』に、福田正博氏がゲスト出演。日本代表を率いる森保一監督のフィジカル対策を語った。

 福田氏は、代表監督に必要な要素を「一番は日本を理解している人」と提示。森保監督は、日本代表の変遷をしっかり理解していると称える。

 一方、ここ20年間で日本での指導経験が無い状態で代表チームを率いたジーコ、アルベルト・ザッケローニ、ヴァイッド・ハリルホジッチの、退任時の発言に共通点があったという。

「言葉が違うだけで、言っていることは一緒。フィジカル的な要素が足りない。今さら?って話。2006年のジーコさんの時からずっと言っている。改善しなゃいけないのは、百も承知。言っていることは間違っていない。誰が見たってそう思う」
【動画】福田正博がズバリ!「言葉が違うだけで、言っていることは一緒」
 この課題を、日本サッカー界が放置してきたわけではないと福田氏は主張する。ファウルの基準を世界に合わせる試みや長身のGKの発掘などに着手してきた。

「取り組んでいる。一刀両断で言われても、じゃあ、どうするの? いないから勝てない、になってしまう。それでも勝てるようにしてください、というオーダーではないのかと思ってしまう」

 それに対して、森保監督は選手たちに、優先順位で広く語られる"心技体"ではなく、"体技心"という言葉を用いて、フィジカルの重要性を説いているという。「日常を変えないといけない」と伝えた結果、鎌田大地や三笘薫の身体の強さが増したと福田氏は分析した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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