契約延長を拒んだエースに対し、強硬手段に出た。

　パリ・サンジェルマンは７月21日、日本ツアーのメンバーを発表。そこに、キリアン・エムバペの名前はなかった。

　選手本人は契約延長をせず、あと１年プレーをして、2024年の夏にフリーで退団する意向を持っていた。だが、タダで手放す羽目になるクラブがそれを許さなかった。

　パリSGの決断はフランスでも衝撃が広がっており、『RMC Sports』は「エムバペが売りに出される」と見出しを打ち、「PSGとエムバペの間の対立は金曜日の夜、新たな局面を迎えた。日本と韓国へのサマーツアーに出発する前夜、パリの経営陣はスターストライカーの解雇を決定した」と報じた。

「PSGの選手たちは土曜日にベストプレーヤーなしで日出ずる国へ飛ぶことになる。24歳のW杯準優勝メンバーとパリの首脳部の衝突後に雷鳴が鳴り響いた」

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　同メディアは「PSGは、同選手が来年フリーになることでレアル・マドリーと合意に達したと確信している。これは裏切りとして見なされる。ナセル・アル・ケライフィ会長は、７月15日までに態度を明らかにするように要請したが、アタッカーはまだ何も伝えていない」と続けている。

　エムバペの2025年までの契約延長オプション行使の期限が７月31日までとなっており、パリSGが他クラブと交渉するのは、それ以降になるだろうと記事は予測している。

　今後は、来夏にタダで手中に収めようと目論んでいたはずのマドリーの動きも注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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