ウェストハムからアーセナルに移籍したデクラン・ライスが、クラブ公式のインタビューに応じ、飛躍を誓った。

　24歳のイングランド代表MFは、ウェストハムの看板選手として長年活躍。今夏にヨーロッパカンファレンスリーグ優勝と、イギリス人史上最高額の１億500万ポンド（約192億円）の移籍金を置き土産に、同じロンドンの名門に活躍の場を移した。

　ライスは入団にあたり、「アーセン・ヴェンゲル流の優れたフットボール、ティキ・タカ的なプレーで、彼らとの対戦はいつもタフだった。エミレーツでは本当に大変だったよ」と、これまでのアーセナル戦を回想。そのうえで「とても情熱的」なファンや、練習場の印象を好意的に伝えた。

「彼らは自分の意見を言うことを恐れない。巨大なクラブなのだから当然だ。彼らと僕ら選手が互いに要求し、再び成功に向かうべきだ。練習場も素晴らしいよ。写真で見たり、みんなが話しているのを聞いたり、アーセナルの歴史が壁に描かれているのを見たりすると、自分自身がよりハングリーになり、要求してみたくなるんだ」
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　MLSオールスターズ、マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナと対戦するアメリカツアーが間近に控える。ライスは新天地デビューとなるこのツアーへの意気込みも示した。

「アメリカのファンと交流する良いチャンスだ。ジャック・ウィルシャーがウェストハムにいた頃、中国に行ったんだけど、そこにもアーセナルファンがいたんだ！ファンは世界中にいる。旅をして共に時間を過ごし、彼らの前でパフォーマンスをするのは素晴らしいチャンスだ」

「ハングリーだし、準備はできている。毎週、毎週、このクラブのために全てを捧げる」とギラつく期待の俊英は、移籍金以上の価値を証明できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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