ウェストハムから同じプレミアリーグのアーセナルに移籍したデクラン・ライスが、さっそくインタビューに応じた。アーセナル公式サイトが伝えている。

　24歳のイングランド代表MFは、2017年にトップチームでデビューを果たして以来、ウェストハム一筋でプレー。2022-23シーズンは、キャプテンとして２代目ヨーロッパカンファレンスリーグ王者に導いた。

　新たな一歩を踏み出すライスは、アーセナルについて「彼らの軌跡を見てきた。昨季の前のシーズンは５位に終わったけど、ミケル（・アルテタ監督）が実践していたプレースタイルを見られた。昨季はマン・シティを除くほとんどのチームを圧倒した素晴らしいシーズンだった」と印象を伝えたうえで、移籍理由をこう語った。

「ミケルの仕事ぶり、チーム、みんなの若さ、クラブを取り巻くエネルギー、アーセナルを本来の位置に戻す挑戦は、僕にとって大きな意味がある。ファンがそれを望んでいるのも理解している。もっと成功を収めたい、この素晴らしいクラブで最高の年月を過ごしたいと強く思ってここに来たんだ」
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　すでに名を挙げているように、アルテタ監督の存在が非常に大きいようだ。

「彼は僕がここに来た大きな要因だ。能力を最大限に引き出してくれる。自分のプレーでもっと上のレベルに行けると思っているし、彼は次のレベルへと導いてくれる監督だと感じている。一緒に仕事ができるなんて本当に興奮しているよ」

　もちろん愛するウェストハムを離れる決断は、簡単ではなかった。

「ウェストハムとの関係で、少し圧倒されている。彼らへの愛とサポートがあるから、離れるのは本当に辛かった。フットボールでは、素晴らしいチャンスが巡ってくる。アーセナルのようなビッグクラブに声を掛けられて、断るのは本当に難しい。キャリアは一度きりだ。僕はミケルが築いているチームを強く信じている。アーセナルでの将来が本当に楽しみだよ」

　推定移籍金はイギリス人史上最高額の１億500万ポンド（約192億円）に上る。期待も額も桁違いのニューカマーは、前年にプレミアリーグ制覇まであと一歩に迫ったアーセナルのラストピースとなるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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