【横浜FC/新体制】9年ぶりのJ1復帰を目指し、攻守に充実の補強

2016年01月12日 小田智史(サッカーダイジェスト)

西河や津田らの加入に、首脳陣・フロントともに手応え。

前列左から西河翔吾、デニス・ハリロヴィッチ、藤井悠太、津田知宏。後列は左から大﨑玲央、ルーキーの前嶋洋太・齋藤功佑、田所諒。 (C)SOCCER DIGEST

 J2の横浜FCは1月11日、横浜市内で新体制発表会を開き、西河翔吾や津田知宏ら新加入選手8人(MFグエン・トゥアン・アインはU-23アジア選手権参加のため欠席)が意気込みを語った。

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 昨季、チームは得点・失点ともリーグワースト2位で15位に低迷。「ディフェンスに問題が生じたことで、攻撃が機能しなかった」(ミロシュ・ルス監督)という分析のもと、オフはアタッカーとDFの強化に注力した。
 
 守備陣の柱として期待される西河が、「失点を減らすことに尽力したい」と話せば、岡山から加入した田所諒は「SBとしてしっかり守って、攻撃でもサイドを駆け上がってクロスを上げていきたい」とコメント。中田仁司テクニカルダイレクターも「西河はチームを統率する経験があり、デニス(ハリロヴィッチ)はパワー、田所は走力とクロスを備える。ディフェンスの強化はできたと思う」と新たな最終ラインに自信を覗かせた。
 
 一方、得点力不足解消を託されたFW津田は「僕自身、この2年間は活躍できず、溜め込んでいるものがある。それを晴らしたいし、このチームには中盤でボールを持てる選手が揃っているので、ふた桁ゴールは取りたい」と話した。
 
 ルス監督は「新加入選手を迎え、相手によって違うプレースタイルを見せることが可能になった。頭の中でしっかり準備して、アグレッシブに、ハードにプレーすれば、結果を残せると信じている。過去は忘れて、サポーターの皆さんと未来に向かっていきたい」、北川浩史代表取締役社長兼COOも「三浦知良選手とJ1の舞台に戻りたい」と意気込みを語った。
 
 なお、中田テクニカルダイレクターは「背番号がまだひとつ空いている。さらなる補強も考えていきたい」と、今後さらに選手を獲得する可能性も示唆している。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)


■2016年メンバーリスト 
★=新加入選手
Pos. No. 名前
 
GK
1 渋谷飛翔
18 南 雄太
26 高丘陽平
 
 
 
DF
 
 
2 野上結貴
3 田所 諒★
4 デニス・ハリロヴィッチ★
5 西河翔吾★
15 市村篤司
22 永田拓也
27 楠元秀真
 
 
 
 
 
 
MF
 
 
 
 
 
 
 
 
6 中里崇宏
7 内田智也
8 佐藤謙介
10 寺田紳一
13 野崎陽介
16 野村直輝
17 安 英学
19 小野瀬康介
20 ロク・シュトラウス
21 大﨑玲央★
23 ナ・ソンス
24 松下年宏
25 石井圭太
28 藤井悠太★
29 上田悠起
31 前嶋洋太★
32 グエン・トゥアン・アイン★
 
FW
9 津田知宏★
11 三浦知良
30 齋藤功佑★
39 大久保哲哉
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