【北九州/新体制】5選手が新加入。“本城ラストイヤー”に決意

2016年01月10日 上田真之介

柱谷監督は「結果からいくと100点満点」と今オフの補強を評価。

後列左から本山雅志、刀根亮輔、花井聖、池元友樹、石神直哉の各選手。前列は左から新任の美濃部直彦コーチ、4年目となる柱谷幸一監督、原憲一社長、野見山篤強化本部長。写真:上田真之介

 J2の北九州は1月9日、北九州市内のホテルで新体制発表会を開き、本山雅志や池元友樹ら新加入選手が意気込みを語った。
 
 本山は「常に全力であるところを見せていかないといけない」とし、4年目となる柱谷幸一監督は「集大成として結果と内容とフェアプレーにこだわっていきたい」と話した。

 新加入選手は本山、池元、石神直哉、花井聖、刀根亮輔の計5名。石神、花井、刀根は、いずれも長崎からの移籍だ。石神は「最終戦で戦った時に僕が見ていてやりたいサッカーをしていた。ビルドアップやクロスで北九州に貢献できればと思う」と話した。
 
 また、池元は14年シーズンに北九州で15得点を挙げて5位躍進に貢献した選手。15年は松本でプレーしたが出場機会が減り、「これから自分が成長するためにはと考えた時、北九州しかないと思った」と、決意を新たに北九州のユニホームに袖を通す。
 
 北九州は新スタジアムの建設が進み、本城陸上競技場の使用は今季が最後となる。本山は通っていた市立二島中学校と本城がわずか1キロしか離れておらず、「部活が終わった後に本城に行って練習するくらいの場所だった。僕を作った原点だと思う」と振り返り、「しっかりJ1に上げられるようにして、本城の最後としたい」とホームグラウンドへの恩返しを誓った。
 
 柱谷監督は「結果からいくと100点満点。自分たちの財布(予算)には限りがあるが、やれることはすべてやった」と補強に満点評価。指導体制では、京都を指揮していた04年から06年に、コーチとして柱谷体制を支えた美濃部直彦氏を招き入れ、コーチ陣も強化した。
 
 北九州は1月10日に始動。同18日から長崎県島原市で1次キャンプを行なう予定だ。
 
取材・文:上田真之介(フリーライター)
 
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